ブリヂストン、パンクしない「非空気入りタイヤ」技術を開発
特殊形状スポークをタイヤ側面に張り巡らして荷重支持

非空気入りタイヤ(エアフリーコンセプト)

2011年11月29日発表



 ブリヂストンは11月29日、「非空気入りタイヤ(エアフリーコンセプト)」技術の開発に成功したと発表した。非空気入りタイヤは、「第42回東京モーターショー」(一般公開日:12月3日~11日)の同社ブースで展示される。

 この技術では、タイヤ側面に張り巡らせた特殊形状スポークによって荷重支持をする。そのため、空気を充填する必要がなくパンクの心配もないと言う。

 また、特殊形状スポーク部の材質には加熱すると軟化し、冷却すると硬化する熱可塑性樹脂を使用。タイヤトレッド部のゴムを含め、100%再生利用可能な材料を採用したことで、環境、安全、快適性を高次元で達成するとしている。

 同社は、非空気入りタイヤの技術は環境に貢献するとし、早期の実用化を目指している。

(編集部:小林 隆)
2011年 11月 29日