登録車10万円、軽7万円の「エコカー補助金」が閣議決定
12月20日以降の新車登録を対象に

プラグインハイブリッド車などもエコカー補助金の対象

2011年12月20日閣議決定



 政府は12月20日、「エコカー補助金(環境対応車導入普及促進対策費)」を含む平成23年度4次補正予算案を閣議決定した。エコカー補助金には、3,000億円が割り当てられる。

 新たなエコカー補助金では、乗用車(登録車など・軽自動車)は、平成27年度燃費基準達成または平成22年度燃費基準25%超過達成車を対象に、登録車などは100,000円、軽自動車は70,000円の補助が行われる。また、電気自動車、プラグインハイブリッド車、天然ガス車、燃料電池車、クリーンディーゼル車(乗用自動車)も対象となる。

 また、トラック・バスなどもエコカー補助金が設けられ、平成27年度燃費基準達成した、小型(GVW3.5tクラス)は200,000円、中型(GVW8tクラス)は400,000円、大型(GVW12tクラス)は900,000円の補助が受けられる。

 対象となる期間は、12月20日(閣議決定日)から2013年1月31日までで、新車新規登録(登録自動車)または新車新規検査届出(軽自動車)を行う必要がある。申請締切は2013年2月28日となり、申請総額が予算額を超過する場合は、締切前であっても申請受付を終了する。

 また、新車の使用期間に関する制限が設けられており、補助金の交付を受けた新車に関しては、新車新規検査届出日より1年以上の間、原則として同一の者による使用(車検証上の使用者名義を変更しないこと)が求められる。1年未満の使用者名義の変更は原則として認められないが、親族間の譲渡等に伴う変更は、条件付きで使用者の変更が認められる。

 このエコカー補助金は、現時点では閣議決定案となっており、実際の制度実施には補正予算案の可決・成立が必要となる。

(編集部:谷川 潔)
2011年 12月 20日