スバル、ニューヨークショーで2013年型「レガシイ」「アウトバック」
通常の年次改良よりも大規模な改良を実施。北米市場に「EyeSight」を初導入

レガシイ(米国仕様)

2012年3月30日発表



アウトバック(北米仕様)

 スバル(富士重工業)は3月30日、ニューヨーク国際自動車ショー(一般公開:4月6日~15日)で、今夏に米国へ導入予定の2013年型「レガシイ」「アウトバック」を出展すると発表した。同モデルから、独自の先進運転支援システム「EyeSight」を北米市場へ導入すると言う。

 通常の年次改良よりも大規模な改良を加えたと言う両モデルの商品コンセプトは、デザイン、環境・燃費、走り、安心・安全の4領域での「全性能モデルチェンジ」を掲げており、内外装だけの変更にとどまらず、両車らしい安心感とスポーティで快適な乗り味もブラッシュアップした。

 パワートレーンでは、2.5リッターエンジン搭載車に新世代の水平対向エンジンを搭載するとともに、新型インプレッサから採用している第2世代のリニアトロニック(CVT)を採用し、燃費性能を向上させた。また、この組み合わせによって中低速トルクが向上したことで、燃費性能と出力性能の両立が図れたとする。

 サスペンションの変更も行われており、ダンパーとスプリングレートの設定変更や、クレードルフレーム/車体骨格の補強などにより、操縦安定性を向上させるとともに、車体振動を最小限まで押さえ込んだと言う。

 エクステリアデザインは、スバル車共通のモチーフを織り込んだヘッドランプを採用。フロントグリル、フロントバンパーのデザインについては、レガシィはよりシャープに、アウトバックはより力強くと、それぞれの個性を活かしたデザインを施している。

 また、インテリアは「スポーティさ」と「上質感」をデザインコンセプトとし、質感向上と機能性の強化を図った。具体的には2種類の木目加飾をインストルメントパネル、ドア、シフトノブに設定し、レガシィとアウトバックで仕様を分けた。上級グレードには新たにカラー液晶付きの「エレクトロルミネセントメーター」を採用し、新採用となるEyeSightにも対応したカラー液晶表示も追加することで、表示機器としての視認性向上や、商品としての魅力向上も図ったと言う。

(編集部:小林 隆)
2012年 3月 30日