トヨタ、ニュル24時間耐久レースに「86」で参戦 今年度のGAZOOを通じた「クルマファンづくり活動計画」を発表 |
ニュル24時間耐久レースの参戦体制 |
トヨタ自動車は4月6日、5月17日~20日(現地時間)にドイツで開催される「第40回ニュルブルクリンク24時間耐久レース」に、「LFA」と「86」で参戦すると発表した。
同時に、「クルマ好き・クルマファンの拡大」を目的とするGAZOOを通じた2012年度の「クルマファンづくり活動計画」を発表。ニュル24時間耐久レースへの参戦発表は、その一環として行われるもの。耐久レースにはLFAと2台の86を投入するとともに、同社の社員がドライバーとメカニックを務め、「“いいクルマ”づくりに向けた人材育成を同時に行う」と言う。レースの模様は現地からネット配信される。
LFAのドライバーは木下隆之/飯田章/脇阪寿一選手、86(1号車)は影山正彦/佐藤久実選手と勝又義信氏(トヨタ社員)、86(2号車)は石浦宏明/大嶋和也/井口卓人選手と高木実氏(トヨタ社員)が務める。
また、2012年度の「クルマファンづくり活動計画」では、モータースポーツの一層の活性化を図るため、体験・トレーニング分野と競技分野を設定し、さまざまな取り組みを行う。
体験・トレーニング分野ではサーキット走行の基本講座を受けたり、インストラクター車両先導による走行、プロドライバーによるサーキット同乗走行などを体験できたりする「GAZOO Racingワクドキ!サーキットを走ろう!」を開催。
車両メーカーを問わず参加できるのが特徴で、より幅広いユーザーのニーズに対応した内容にするとしている。4月6日の時点で以下のスケジュールで開催することが決定しているが、それ以外の日程についても、決定次第GAZOO RacingのWebサイトで発表を行う予定。
■「GAZOO Racingワクドキ!サーキットを走ろう!」開催予定日
時期 | 場所 |
3月25日 | 富士スピードウェイ |
6月1日 | 富士スピードウェイ |
6月16日 | 鈴鹿サーキット |
7月23日 | スポーツランドSUGO |
8月25日 | 十勝スピードウェイ |
9月7日 | 岡山国際サーキット |
9月12日 | 富士スピードウェイ |
11月11日 | オートポリス |
競技分野では、国内の参加型モータースポーツの振興に向け、スーパー耐久シリーズと全日本ラリー選手権に86で参戦するチームへのスポンサーシップを新たに実施する。あわせて、チームとともにモータースポーツの魅力を発信していくと言う。
そのほか、昨年末に行われたトヨタのモータースポーツファン感謝イベント「トヨタ ガズーレーシング フェスティバル」を11月下旬に実施すること、東京オートサロンなどの国内カスタマイズショーにGAZOO Racingブースを出展し、ユーザーの声を商品企画に反映させること、ニュル24時間耐久レースや6月29日~7月1日にイギリスで行われるモータースポーツの祭典「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード」に出展することを明らかにしている。
なお、2012年度のGAZOO活動のキャッチフレーズを「I Love Cars!」とし、各種イベントやモータースポーツイベントで、クルマ好き同士をつなぐキーワードとして展開するとしている。
(編集部:小林 隆)
2012年 4月 6日