GM、フルサイズSUV「キャデラック エスカレード」の2012年モデル 状況に応じて4気筒のみに燃料を噴射する燃費改善システムを搭載 |
ゼネラルモーターズ・ジャパンは、フルサイズSUV「キャデラック エスカレード」の2012年モデルを5月26日に発売する。ベースグレードのエスカレード、上級グレードのエスカレード プラチナムをラインアップし、価格は前者が849万円、後者が990万円。
新型エスカレードは5155×2040×1945mm(全長×全幅×全高)という堂々たるボディーサイズを持ち、キャデラックならではの大型フロントグリルや22インチクロームアルミホイールなどを装備する、アメリカン・ラグジュアリーの象徴たるフルサイズSUVに仕上がっている。
搭載エンジンは可変バルブタイミング機構を備えるオールアルミ製のV型8気筒OHV 6.2リッターエンジンで、最高出力301kW(409PS)/5700rpm、最大トルク563Nm(57.4kgm)/4300rpmを発生。一方、走行状況に応じて燃料消費を抑える「アクティブ・フューエル・マネジメント・システム(可変気筒システム)」を採用。これはエンジンに負荷があまりかからない状態の際に8気筒のうち4気筒のみに燃料を噴射するシステムで、大排気量エンジンを搭載しつつ、燃費改善も図られている。トランスミッションは6速ATで、駆動方式は4WD。
インテリアは3列シートで、7名乗車が可能。各グレードにボーズ製5.1chサラウンド・サウンド・システム(10スピーカー)を搭載したほか、エスカレード プラチナムでは最高級アニリン仕上げのテハマレザーシート、後席で映画やビデオゲームを楽しむことができる「オーバーヘッド リアシート エンターテインメント システム」、温冷のどちらも保持が可能な「ヒート&クール カップホルダー」、ドアの開閉に連動して自動的にステップが出てくる「パワーリトラクタブルアシストステップ」、「電動スライド&チルトサンルーフ」などを標準装備する。
デュアルステージ・フロント&サイドエアバッグ、ヘッドカーテン・サイドエアバッグ(フロントシート/セカンドシート/サードシート左右)、横転抑制機能付スタビリトラック(車両安定性制御システム)、サイドブラインドゾーンアラート、リアパーキングアシスト、リアビューカメラ、パワーリリース機構付セカンドシート、パワーリフトゲートは全車標準装備。フロント&サイドビューカメラはエスカレードにオプション、エスカレード プラチナムに標準装備される。
なお、これまでエスカレードは三井物産オートモーティブが輸入・販売を行ってきたが、2012年からゼネラルモーターズ・ジャパンが販売することになる。アフターサービスプログラムとして、新車登録から3年間または走行距離10万キロまで、メーカー指定点検整備とメンテナンスをパッケージした「キャデラック・メンテナンスケア付帯プログラム」や、新車登録から3年間または走行距離10万キロまで一般保証を希望に応じて、有償にて、4年目または5年目まで延長できる「キャデラック・新車保証延長プログラム」などが用意される。
エスカレード/エスカレード プラチナム | |
定員[名] | 7 |
全長×全幅×全高[mm] | 5155×2040×1945 |
ホイールベース[mm] | 2950 |
前/後トレッド[mm] | 1730/1700 |
重量[kg] | 2600 |
エンジン | V型8気筒OHV 6.2リッター |
最高出力[kW(PS)/rpm] | 301(409)/5700 |
最大トルク[Nm(kgm)/rpm] | 563(57.4)/4300 |
トランスミッション | 6速AT |
駆動方式 | 4WD |
前/後サスペンション | ダブルウィッシュボーン/4リンクリジッド |
前/後ブレーキ | ベンチレーテッドディスク/ベンチレーテッドディスク |
前/後タイヤ | P285/45 R22 110H |
(編集部:小林 隆)
2012年 4月 20日