ランドローバー、「イヴォーク」とヴィクトリア・ベッカムのコラボモデル 世界200台限定モデル。日本への導入は未定 |
英ジャガー・ランドローバーは4月23日(現地時間)、元スパイス・ガールズのヴィクトリア・ベッカムとコラボレーションした「イヴォーク」のスペシャルエディションを、北京モーターショー(プレスデー:4月23日~24日、一般公開日:4月27~5月2日)で公開した。同モデルは世界200台限定で販売され、英国での価格は7万9995ユーロ。日本への導入は未定としている。
同モデルはリバプールにあるヘイルウッド工場が生産を担い、ランドローバーのエンジニアリング・トゥー・オーダー(ETO)部門が手作業で組み上げる。
エクステリアではグレーのマット塗装が採用され、ルーフ、サイド、ボンネットベント、ホイールアーチ、ホイールはグロスブラック塗装とした。ホイールは20インチの鍛造アルミホイールで、エンブレムやグリルまわりにローズゴールドのアクセントが施された。グリルに採用された水平のバーを使用したデザインは、スペシャルエディションにのみ使われる。
インテリアでは、ビンテージ感を出したセミアニリン仕上げの本革シートを採用し、ドアの内張り、アームレスト、中央の収納ボックスの蓋にも同素材が使われる。この本革素材に使われる「ベースボールステッチ」は、スポーツ選手である夫デイビッド・ベッカムを連想させる洒落としてヴィクトリア・ベッカムが選択したものと、リリースでは書かれている。
また、センターコンソールのダイヤルスイッチとドライブセレクト・ロータリーシフターにも、エクステリアで使われるローズゴールドを組み合わせたり、ラグジュアリー感のあるモヘアのフロアマットとマイクロスエードのヘッドライニングを採用したりするが、スイッチ類に柔らかい触感のブラック塗装を多用するとともに、センターコンソールにピアノブラックとダークな質感のマシン仕上げアルミニウムを採用するなど、あえて控えめなデザインに仕上げたとしている。
モヘアのフロアマットは、ヴィクトリア・ベッカムが幼女時代に実父のロールスロイスに乗るたびに靴を脱ぎ、分厚いフロアカーペットの感触を裸足で楽しんでいたというエピソードがあり、その思い出を再現した仕様となっている。
同モデルの特徴が記されたガイドブックには、ヴィクトリア・ベッカムのサインが入った手縫いの本革ケースに収められる。
(編集部:小林 隆)
2012年 4月 23日