トヨタ、ターボ+スーパーチャージャーの2リッターFRコンセプトカー ニュル24時間耐久レースで展示 |
トヨタ自動車は、5月17日~20日(現地時間)にドイツで開催される「第40回ニュルブルクリンク24時間耐久レース」で、GAZOO Racing tuned by MN(GRMN)のコンセプトカー「SPORTS FR Concept」を展示すると発表した。
同社のFRスポーツ「86」ベースと目されるSPORTS FR Conceptは、“いいクルマづくり”の一環に位置付け、「世界中のクルマファンのFRクーペに対する期待を検証するためのスタディモデルとして開発した」と言う。
エンジン形式は明らかになっていないが、排気量は86と同じ1998ccで、ターボとスーパーチャージャーを組み合わせたツインチャージャー仕様としており、低回転から高回転まで優れた加速性能を実現したとしている。最高出力、最大トルクは目標値で235kW(320PS)/421Nm(43.0kgm)。トランスミッションは6速MTを組み合わせる。
また、エクステリアでは専用フロントバンパーや前後オーバーフェンダーなどを装着しており、ボディーサイズは86より110mm長く、80mm広く、35mm低い4350×1855×1250mm(全長×全幅×全高)となっている。トレッドもフロント・リアともに70mm拡大されている。
そのほか、GRMN専用チューニングサスペンション、ブレーキキャリパー&ブレーキローター、デュアルエキゾースト、専用バケットシート、4点式シートベルト、ロールケージ、追加メーター(ブースト計、水温計、油温計)などを装備している。
なお、GAZOO RacingのWebサイト(http://gazoo.com/racing/)では、ニュル24時間耐久レースの模様をGPSシステムによる走行位置情報配信や、チームのインタビュー映像を交えてライブ中継するほか、現地での車両展示の模様も紹介する予定。
(編集部:小林 隆)
2012年 5月 16日