マツダ、「CX-5」の年間生産能力を増強
「想定を上回る受注」のため。今年度末に宇品第1工場でも生産開始

CX-5

2012年7月3日発表



 マツダは7月3日、クロスオーバーSUV「CX-5」のグローバルでの需要拡大を受け、年間生産能力を増強すると発表した。

 CX-5の日本国内での受注台数は、7月1日の時点で約2万4000台と、発売から4カ月半で年間目標販売台数の2倍を超え、好調な売れ行きを記録している。これは海外市場も同様で、欧州の最量販市場であるロシアでの受注台数は1万台超となっており、「想定を上回る受注」を見せている。

 同社は8月にCX-5の年間生産能力を16万台から20万台に増強する予定だが、現在生産を行っている宇品第2工場(広島市南区)に加え、2013年3月から宇品第1工場(同)でも行うことで、さらに20万台から24万台に拡大する。

 あわせて、ガソリンエンジン「SKYACTIV-G」とディーゼルエンジン「SKYACTIV-D」についても、10月に本社エンジン工場(同)の年間生産能力を40万基から80万基に増強することを発表している。

(編集部:小林 隆)
2012年 7月 3日