自動車保険の継続意向は、担当者の対応次第で変化
J.D.パワー、「日本自動車保険事故対応満足度調査」より



 J.D.パワー アジア・パシフィックは21日、「2012年日本自動車保険事故対応満足度調査」の結果を発表した。2012年5月にインターネットで調査し、対象は過去2年以内に契約先の保険会社に事故連絡(保険金請求)をした人、6903人。

 これによると、1位は4年連続でAIU(755ポイント)、2位が富士火災(715ポイント)、3位が日本興亜損保(705ポイント)。以下、東京海上日動、三井住友海上、損保ジャパン、チューリッヒ、ソニー損保、三井ダイレクト、アメリカンホーム、日新火災、あいおいニッセイ同和損保、アクサ、SBI損保と続く。

 事故対応後に保険会社を切り替えた顧客と、契約を継続し、次回更新時も必ず契約する意向の強い顧客の満足度には240ポイント以上もの大差がついており、顧客を維持できるかどうかは事故対応担当者の対応次第としている。また、保険の契約時の担当者が、事故も対応する一貫した体制が、より好まれるとしている。

 さらに、事故連絡以降の問い合わせ先・連絡先が明確で、担当者にいつでもすぐ連絡がとれるほうが、満足度スコアが高まるが、「担当者にいつでもすぐに連絡がとれた」と回答した顧客は39%にすぎず、各社の対応には改善の余地があるとしている。

総合満足度ランキング
J.D.パワー アジア・パシフィック 2012年日本自動車保険事故対応満足度調査より

(編集部:田中真一郎)
2012年 8月 21日