レクサス、フェイスリフトや先進装備を投入した新型「LS」発表会 「熟成の極み」と「革新の融合」をキーワードにビッグマイナーチェンジ |
レクサス(トヨタ自動車)は、7月30日(現地時間)に米サンフランシスコで公開した「LS」を日本国内で本日から発売。車両概要について説明する記者発表会を、都内で実施した。
LS600h“F SPORT” | LS460“version L” |
LS600h“F SPORT” | LS460“version L” |
Lexus Internationalの伊勢清貴プレジデント |
発表会の冒頭で挨拶に立ったLexus Internationalの伊勢清貴プレジデントは、「レクサスは、今年1月の新型GS発表に合わせて“今後は新たなステージを切り開いていく”と宣言し、これまでのクルマ作りの延長ではなく、新しいレクサスとして突き抜けたレベルの実現を目指してきました。新型GS以降はマイナーチェンジしたRX、海外ではLXやESといった車両でもニューチャプターの象徴であるスピンドルグリルを始め、レクサスのポリシーが息づいています。また、先日パリで発表したコンセプトカーのLS-CCなどもあり、次世代レクサスラインアップがそろい始めています」とコメント。
さらに「本日発表するLSは、レクサスの頂点として“熟成の極み”と“革新の融合”を目指し、次世代レクサスのフラッグシップにふさわしい進化を遂げています」と語り、マイナーチェンジしたLSが担う重要なポジションについて説明した。
現行型LSの開発、さらに今回のマイナーチェンジを手がけたLexus Internationalの渡辺秀樹チーフエンジニアは、「LSは、1989年のレクサスブランド誕生とともに歩んできた、レクサスを代表するかけがえのないモデルです。今回、フラッグシップであるLSを新しくするにあたり、世界中のお客様や販売店スタッフの意見を聞いて徹底的な改良を施した結果、主要部品の半数に相当する約3000点のパーツを新しくしています。新しいLSは、本来持っているポテンシャルのすべてを引き出すべく、大幅な進化を遂げています」と説明。マイナーチェンジながら、使用されるパーツの半数が入れ替わるほどの大型改修になっていることを強調した。
このほか、発表会にはレクサスアンバサダーの森理世さんも参加。伊勢プレジデントとのトークショー形式で、7月に行われたサンフランシスコでのワールドプレミアに参加した際の様子をリポートしてくれた。
森さんは「ワールドプレミアではアンベールを担当したのですが、数多く詰めかけたマスコミの取材陣が、幕を開けた次の瞬間には私のすぐ隣まで殺到していて、早く新しいLSを見たいという熱気が伝わってきました」というエピソードを紹介。
また、自身の感想としては「デザインがセクシーでフレッシュに変化したと感じています。また、新しいLSの誕生にあたって、いろいろな人の魂のぶつかり合いがあったのではないかと思います。そんな気持ちがクルマに伝わって大きなオーラになり、多くのお客様を楽しませ、感動させるのではないかという印象を受けています」とコメントした。
LS460“version L”のインパネ。マイチェンながらカーナビとエアコン吹き出し口の上下入れ替えや、リモートタッチ、ドライブモードセレクトのセレクター新設など、ほぼ全面刷新となっている | インパネの中央に新設されたLEDアナログクロック。格調高いデザインやLED照明による視認性などのほか、GPSで時刻補正してくれる優れものだ |
ゲート式シフトレバーは写真のブーツタイプのほか、ブーツなしのタイプも用意されている | “F SPORT”はパドルシフトを全車標準装備 |
“F SPORT”では専用アルミ製スポーツペダルを装着 | |
LS600h“F SPORT”のインパネ | LS460“version L”のキャビン |
LS600h“F SPORT”のリアシート | LS600h“F SPORT”のフロントシート |
LS600h“F SPORT”のフロントシート。“F SPORT”では内装色をブラック&ホワイトグレーとメローホワイト2色を設定する | LS460“version L”のフロントシート。この車両はL-SelectのPassionate Spiritを選択しており、内装色はシートがスカーレット(ツートーン)、トリム/コンソールがブラック×スカーレットアクセントとなっている |
LS600hのエンジンルーム | LS460のエンジンルーム |
(佐久間 秀)
2012年 10月 12日