トーヨータイヤ、スタンダード低燃費タイヤ「ナノエナジー・スリー」 長持ちをコンセプトに転がり抵抗性能「A」、ウェットグリップ性能「c」を実現 |
トーヨータイヤ(東洋ゴム工業)は、スタンダード低燃費タイヤ「NANOENERGY 3(ナノエナジー・スリー)」を12月1日に発売する。215/45 R17 87W~165/80 R13 83Sの全46サイズを用意し、価格はいずれもオープンプライス。
ナノエナジーは同社の低燃費タイヤブランドで、ナノエナジー・ゼロ(転がり抵抗性能「AAA」/ウエットグリップ性能「a」)、ナノエナジー・ワン(転がり抵抗性能「AAA」/ウエットグリップ性能「b」)、ナノエナジー・ツー(転がり抵抗性能「AAA」/ウエットグリップ性能「c」)と、転がり抵抗性能はラベリング制度最高のAAAで、ウェットグリップ性能の異なる3つの製品をラインアップしてきた。
新たに加わったナノエナジー・スリーでは、ナノエナジーシリーズに使われている材料設計基盤技術「Nano Balance Technology(ナノバランステクノロジー)」を採用し、新開発のトレッドコンパウンドとパターンのワイドトレッドプロファイル化とあわせて、転がり抵抗性能「A」、ウェットグリップ性能「c」を実現。スタンダードタイヤに十分な低燃費性能と耐摩耗性能を両立させているとしている。そのほか、重量増加を抑えつつ高剛性化した構造で、しっかりとした走行安定性も実現したと言う。
トレッドパターンは、タイヤサイズによって4本溝と3本溝の2つのパターンを用意している。
3本溝のトレッドパターン | 4本溝のトレッドパターン |
性能イメージ図から分かるように、同社のこれまでのスタンダード低燃費タイヤ「エコウォーカー」から、各種性能を引き上げつつ、摩耗ライフ性能を大幅にアップ。転がり抵抗性能の引き上げに使ってきたテクノロジーを、低燃費タイヤに分類される転がり抵抗性能「A」に抑えつつ、摩耗ライフ性能をアップ。究極の燃費を求めるよりも、タイヤライフを求める消費者のコスト意識に訴えるスタンダードタイヤとなっている。
性能イメージ図 | 比較対象タイヤ。試験車両:トヨタプリウス、リム:15×6J、空気圧:Fr230/Re220kPa、荷重:2名乗車 |
サイズ展開 |
215/45 R17 87W※ |
215/45 R18 89W※ |
225/45 R18 91W※ |
215/50 R17 91V※ |
225/50 R17 94V※ |
165/55 R14 72V |
165/55 R15 75V |
175/55 R15 77V |
185/55 R15 82V※ |
185/55 R16 83V※ |
195/55 R16 87V※ |
205/55 R16 91V※ |
215/55 R17 94V※ |
225/55 R17 97V※ |
165/60 R14 75H |
175/60 R14 79H |
175/60 R15 81H |
175/60 R16 82H |
185/60 R15 84H |
195/60 R15 88H |
195/60 R16 89H |
205/60 R16 92H※ |
215/60 R16 95H※ |
145/65 R15 72S |
155/65 R13 73S |
155/65 R14 75S |
165/65 R13 77S |
165/65 R14 79S |
175/65 R14 82S |
175/65 R15 84S |
185/65 R14 86S |
185/65 R15 88S |
195/65 R14 89S |
195/65 R15 91H |
195/65 R16 92V |
205/65 R15 94H※ |
205/65 R16 95H※ |
155/70 R13 75S |
165/70 R13 79S |
165/70 R14 81S |
175/70 R13 82S |
175/70 R14 84S |
185/70 R14 88S |
145/80 R13 75S |
155/80 R13 79S |
165/80 R13 83S |
※印は4本溝パターン
(編集部:谷川 潔)
2012年 11月 14日