トーヨータイヤ、スタンダード低燃費タイヤ「ナノエナジー・スリー」
長持ちをコンセプトに転がり抵抗性能「A」、ウェットグリップ性能「c」を実現

ナノエナジー・スリー

2012年12月1日発売
オープンプライス



 トーヨータイヤ(東洋ゴム工業)は、スタンダード低燃費タイヤ「NANOENERGY 3(ナノエナジー・スリー)」を12月1日に発売する。215/45 R17 87W~165/80 R13 83Sの全46サイズを用意し、価格はいずれもオープンプライス。

 ナノエナジーは同社の低燃費タイヤブランドで、ナノエナジー・ゼロ(転がり抵抗性能「AAA」/ウエットグリップ性能「a」)、ナノエナジー・ワン(転がり抵抗性能「AAA」/ウエットグリップ性能「b」)、ナノエナジー・ツー(転がり抵抗性能「AAA」/ウエットグリップ性能「c」)と、転がり抵抗性能はラベリング制度最高のAAAで、ウェットグリップ性能の異なる3つの製品をラインアップしてきた。

 新たに加わったナノエナジー・スリーでは、ナノエナジーシリーズに使われている材料設計基盤技術「Nano Balance Technology(ナノバランステクノロジー)」を採用し、新開発のトレッドコンパウンドとパターンのワイドトレッドプロファイル化とあわせて、転がり抵抗性能「A」、ウェットグリップ性能「c」を実現。スタンダードタイヤに十分な低燃費性能と耐摩耗性能を両立させているとしている。そのほか、重量増加を抑えつつ高剛性化した構造で、しっかりとした走行安定性も実現したと言う。

 トレッドパターンは、タイヤサイズによって4本溝と3本溝の2つのパターンを用意している。

3本溝のトレッドパターン4本溝のトレッドパターン

 性能イメージ図から分かるように、同社のこれまでのスタンダード低燃費タイヤ「エコウォーカー」から、各種性能を引き上げつつ、摩耗ライフ性能を大幅にアップ。転がり抵抗性能の引き上げに使ってきたテクノロジーを、低燃費タイヤに分類される転がり抵抗性能「A」に抑えつつ、摩耗ライフ性能をアップ。究極の燃費を求めるよりも、タイヤライフを求める消費者のコスト意識に訴えるスタンダードタイヤとなっている。

性能イメージ図比較対象タイヤ。試験車両:トヨタプリウス、リム:15×6J、空気圧:Fr230/Re220kPa、荷重:2名乗車


サイズ展開
215/45 R17 87W※
215/45 R18 89W※
225/45 R18 91W※
215/50 R17 91V※
225/50 R17 94V※
165/55 R14 72V
165/55 R15 75V
175/55 R15 77V
185/55 R15 82V※
185/55 R16 83V※
195/55 R16 87V※
205/55 R16 91V※
215/55 R17 94V※
225/55 R17 97V※
165/60 R14 75H
175/60 R14 79H
175/60 R15 81H
175/60 R16 82H
185/60 R15 84H
195/60 R15 88H
195/60 R16 89H
205/60 R16 92H※
215/60 R16 95H※
145/65 R15 72S
155/65 R13 73S
155/65 R14 75S
165/65 R13 77S
165/65 R14 79S
175/65 R14 82S
175/65 R15 84S
185/65 R14 86S
185/65 R15 88S
195/65 R14 89S
195/65 R15 91H
195/65 R16 92V
205/65 R15 94H※
205/65 R16 95H※
155/70 R13 75S
165/70 R13 79S
165/70 R14 81S
175/70 R13 82S
175/70 R14 84S
185/70 R14 88S
145/80 R13 75S
155/80 R13 79S
165/80 R13 83S

※印は4本溝パターン


(編集部:谷川 潔)
2012年 11月 14日