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トヨタ、日産、ホンダ、マツダが助手席用エアバッグに関するリコール

トヨタは約31万4300台、日産は13万7128台、ホンダは27万5741台、マツダは4384台

2013年4月11日発表

 トヨタ自動車、日産自動車、本田技研工業、マツダは4月11日、エアバッグに不具合があったとして国土交通省にリコールを届け出た。

 いずれも助手席用エアバッグに関するもの。各モデルに搭載されるエアバッグのインフレータ(膨張装置)において、密度が不足したガス発生剤が組み込まれたものがある。そのため、エアバッグ展開時にインフレータ内圧が異常上昇し、インフレータ容器が破損して飛び散って出火するおそれがあるというもの。マツダは「インフレータ容器が破損して、エアバックが正常に膨らまないおそれ」と記載しているが、いずれもガス発生剤の成型工程か、成型後の吸湿防止措置に原因があるとしている。

 改善措置として、当該インフレータを良品に交換する。

 トヨタは正確な数字が出ていないものの、「カローラ」「カローラ ランクス」「アレックス」「カローラ フィールダー」「アルファードG/V」「イプサム」「オーパ」「ガイア」「ソアラ」「ノア/ヴォクシー」「ブレビス」「プロボックス/サクシード」「マークII」「ヴェロッサ」「マークIIブリッド」「WiLL サイファ」「WiLL VS」「ヴォルツ」が対象となっており、合計で約31万4300台としている。

 また日産は「キューブ」「エクストレイル」「リバティ」「ブルーバード シルフィ」「セフィーロ」「ティアナ」「キャラバン」「サファリ」「ダットサン」で計13万7128台、ホンダは「ストリーム」「フィット」「シビックフェリオ」「シビックハイブリッド」「CR-V」「モビリオ」「ザッツ」で計27万5741台、マツダは「RX-8(平成15年式)」「アテンザ(平成14年~15年)」で計4384台となっており、合わせると大規模なリコールとなる。

 該当車種にお乗りの方は、下記リンクを参照されたい。

(編集部:小林 隆)