ニュース

トヨタ、カーナビ盗難対策を強化

警察庁から毎日更新される盗難被害リストを元に、販売店に最新情報を通知

盗品ナビゲーション判別プロセスイメージ
2013年4月15日発表

 トヨタ自動車は4月15日、販売店装着オプションの自動車用品として販売しているカーナビゲーションの盗難対策を強化すると発表した。

 同社の調べによると、車上・部品狙いでカーナビの盗難は最大の割合を占めていると言う。そのため、音や光によって車内への侵入を防ぐ「オートアラーム」を標準またはオプションで設定するほか、カーナビをクルマから取り外したりバッテリーターミナルを外したりした場合、カーナビ本体にパスワードを入力しないと使用できなくする「パスワード設定機能」や盗難防止用ロックボルトの標準化など、さまざまな対策を講じている。

 今回発表された盗難防止強化策は上記のパスワード設定機能を利用するもの。

 具体的にはユーザーから中古購入もしくは譲渡されたカーナビのパスワード解除依頼をトヨタ販売店が受けた際、カーナビに記録されているシリアルナンバー(製造番号)を、愛知県公安委員会から受ける車両およびカーナビ盗難被害リストと照合。盗品と判明した場合にはトヨタ販売店から管轄の警察へ通報し、購入経路の確認などの対応を行う。盗難被害リストは毎日更新され、トヨタから最新情報をリアルタイムで販売店に通知すると言う。

 この盗難防止強化策は、パスワード設定機能がある2007年以降に発売さたカーナビであれば盗品の判別ができるとしている。

(編集部:小林 隆)