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ダンロップ、デザイン性の高いバン専用ドレスアップタイヤ「RV503」発表会

ミニバン専用タイヤ「エナセーブRV503★」の機能とデザインを受け継ぐバン専用タイヤ

発表会でダンロップ「RV503」を紹介してくれた、ダンロップタイヤ営業本部 消費財部 伊東佳祐氏(右)と川谷絵美氏(左)
2013年7月から順次導入

オ-プンプライス

 ダンロップ(住友ゴム工業)は7月5日、バン専用ドレスアップタイヤ「RV503」の発表会を開催した。

 発表会では、広報部課長代理 千秋良太氏、ダンロップタイヤ営業本部 消費財部 課長 中尾幸司氏、同営業本部 消費財部 伊東佳祐氏と川谷絵美氏が出席し、概要などを説明。発表会は埼玉県川越市にあるダンロップタイヤショップグループ「タイヤセレクト川越」の駐車場を借りて行われた。

商用車向けタイヤながら自家用ミニバン向けデザインと機能を継承する

 今回発表されたダンロップ「RV503」は、貨物を積載する商用バン専用に開発され、ホイールをインチアップする際のドレスアップを強く意識したデザイン性の高いタイヤ。すでに発売中で高い評価を受けているミニバン専用タイヤ「エナセーブRV503★(スター)」の低燃費性能やウェット性能、デザインを受け継いでいる。

 デザインは非対称パターンを採用していて、サイドウォールには「レイズドブラックレター」と呼ばれる、美しい立体感のある斜め線の独自パターンデザインが施されている。

会場で紹介されたダンロップ「RV503」。サイズは195/80 R15。これはハイエースバンの標準サイズ
パターンは非対称。ミニバン専用タイヤ「エナセーブRV503★」を踏襲する
タイヤパターンのアップ
サイドウォールに美しい「レイズドブラックレター」がデザインされる

 これまでバン専用タイヤというとどうしても無骨なデザインが主流であったのだが、これを乗用車用タイヤに近づけながら商用車で必要とされる耐加重性能を失わないよう、デザインと機能を両立させている。特に、トヨタのハイエースバンはドレスアップベース車として人気が高く、バン専用でデザイン性の高いタイヤが待ち望まれていた。発表会でも、ドレスアップしたハイエースバンのデモカーが用意され、実車に装着したイメージとして紹介されていた。

 ちなみに、商用車は荷物を積載するため、適正なロードインデックスを持つタイヤでなければ車検を通すことができない。自家用ミニバン向けタイヤでは耐加重性能が足りないことがある。その点で、今回発表されたダンロップ「RV503」は、バン専用タイヤなのでハイエースバンなどに装着し、ドレスアップしながら車検を通すことができる。

 サイズは、まず「195/80 R15 107/105L」から提供され、順次16~17インチを中心に追加していく予定とのこと。販売店向けにホイールと合わせた提案をしていくそうなので、サイズ展開はインチアップの相談も含めて販売店に問い合わせて欲しい。発表会で展示されていたデモカーに装着されていたホイールは、ダンロップ「WILD CRUISING 4x4」シリーズ。バン向けに強度設計(JWL-T規格適合)されたベストマッチのホイールとなっている。

発表会の会場となった「タイヤセレクト川越」
発表会場で展示されたダンロップ「RV503」を装着するハイエースバンのデモカー。サイズはインチアップした215/60 R17が装着されている
デモカーに装着されたタイヤ。ホイールはダンロップ「WILD CRUISING 4x4 α」を使用。このブラックポリッシュされた「α(アルファ)」のほか、シルバーの「TX」も用意されている
広報部課長代理 千秋良太氏による導入で発表会が始まった
ダンロップ「RV503」の概略を説明する営業本部 消費財部 伊東佳祐氏

イベント用の「がちゃがちゃダンロップカー」も披露

 また、「RV503」の発表と併せて、ダンロップのイベントで活躍中のオリジナルイベントカーの「がちゃがちゃダンロップカー」が紹介された。ミニバン(ステップワゴン)の後部に「がちゃがちゃ(ガチャポンとも呼ばれる)」が搭載されていて、内部の景品の動きが見える仕組みになっている。景品は一般的ながちゃがちゃの球形ではなく円筒形で、大きめの景品でも入るように工夫されている。

「がちゃがちゃダンロップカー」は販売店イベントを模して紹介された
「がちゃがちゃダンロップカー」の概略を解説する営業本部 消費財部 川谷絵美氏

 実際にコインを入れてハンドルを回すというこだわりの本格仕様だが、入れるコインの価格は特に決めておらず、収益があった場合には全額をあしなが育英会と日本赤十字を通して寄付している。イベントによっては特別なコインを配布して回してもらうこともあるそうだ。

 すでにイベントなどで使われ、子供を連れたファミリーを中心に大好評。現在は1台のみの体制だが、順次増やすことを考えているとのこと。全国にあるタイヤショップのイベントなどで頻繁に見かけるようになるかも知れない。まだネットなどでイベント出動場所の告知はしていないそうだが、SUPER GTのレース会場には毎回出ているそうなので、見かけたらぜひ楽しんでみて欲しい。

操作部分アップ。回転ハンドルはまさにがちゃがちゃそのもの
コインを入れてハンドルを回すと……
景品取出口から景品が出てくる
景品は円筒形ケースに入っている。意外と大きめの景品が期待できそう

(村上俊一)