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ダンロップ、日本ユネスコ協会連盟と協同事業「チーム・エナセーブ 未来プロジェクト」
世界遺産・地域遺産活動などに低燃費タイヤ「エナセーブ」の売上げの一部を
(2013/9/9 19:48)
ダンロップ(住友ゴム工業)と日本ユネスコ協会連盟は9月9日、世界遺産・地域遺産活動や日本の未来の文化をつなぐ未来遺産運動に、低燃費タイヤ「エナセーブ」シリーズの売上げの一部を通じて資金面および人的支援を行う「チーム・エナセーブ 未来プロジェクト」を協同で開始すると発表した。
ダンロップは2009年から「チーム・エナセーブ」活動を開始。低燃費タイヤ「エナセーブ」シリーズの売り上げの一部で、タイやインドネシアでマングローブの苗木を植樹し、マングローブの森をよみがえらせるとともに、自然災害の防止や豊かな漁場の形成などを目指している。4年間の累計植樹本数は100万本を超えている。
今回日本ユネスコ協会連盟と行う協同事業「チーム・エナセーブ 未来プロジェクト」は、チーム・エナセーブ活動を日本国内に拡大するのもので、10月19日に世界遺産「富士山」の環境保全活動や、2014年からの未来遺産運動のサポートなどが予定されている。
住友ゴム工業 常務執行役員 ダンロップタイヤ営業本部長 山本悟氏は、ダンロップが世界で初めて空気入りタイヤを発明したことや、ダンロップ製自動車タイヤの国産第一号が国立科学博物館の「未来技術遺産」として登録されたことを紹介。前回の東京モーターショーで「100%石油外天然資源タイヤ」のプロトタイプを公開し、今年の東京モーターショーが開かれる11月には発売することなどを語り、持続可能な社会の実現を目指すとともに「次の世代の子供たちに豊かな地球環境をしっかり伝えていきたい」と語った。
日本ユネスコ協会連盟 専務理事 内田眞朗氏もこの協同事業が、「100年後の子供たちに日本の優れた文化や美しい自然を残そうというもの」といい、将来を見据えた活動となっていると説明する。住友ゴム工業 ダンロップタイヤ営業本部 消費財部長 橋口高志氏は、第1弾の富士山の環境保全活動では忍野八海の清掃活動を忍野ユネスコ協会とともに実施することなどを語り、このような協同事業ができたのは「地球環境保護にかける思いが共鳴した」からだと述べた。