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マツダ、安全装備の体感試乗会で起きた「CX-5」の事故について第一報を発表

事故原因が判明するまで、安全装備の体感試乗会は自粛

2013年11月12日発表

 マツダは11月12日、埼玉県内でマツダオートザム店を展開する坂田自動車工業が開催した安全装備の体感試乗会で、11月10日に発生した人身事故についての第一報を発表した。

 埼玉県深谷市の坂田自動車工業 駐車場内で発生した今回の事故では、「CX-5」に装備されている「スマート・シティ・ブレーキ・アシスト(SCBS)」の機能を体感するイベントのなかで参加者が運転する車両がフェンスに衝突。車内にいた参加者と販売店従業員の2人が負傷し、参加者が頚椎捻挫(軽傷)、販売店従業員が右腕骨折(重傷)となっている。

 SCBSは近赤外線レーザーで前方の車両を検知し、ドライバーの操作に応じてブレーキをサポートするシステム。障害物の大きさや種類、周辺環境、車速、ドライバーの運転操作によって正常に作動しない場合があるとしており、マツダではSCBSの体感試乗会を開催するにあたって、上記の項目を考慮し、一定の条件を設定してその条件下で実施するよう全国の販売店に案内している。

 今回の坂田自動車工業による体感試乗会がマツダの案内する条件に沿って実施されたか否かを確認中で、事故に至った原因や状況などについても含めて警察による調査で明らかになると考えているとのこと。一刻も早い原因究明と再発防止に向け、坂田自動車工業とともに警察の調査に全面的に協力するとしている。なお、SCBSに起因する公道での事故発生についてはこれまで報告がないとの発表だ。

 また、今回の事故原因が判明して対応が決まるまで、安全装備の体感試乗会は自粛するとしている。

(編集部:佐久間 秀)