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ブランド総合研究所、全国の高速道路SA/PAでのLTE補足率トップはau

iPhone 5cでSA/PAでのLTEのつながりやすさと通信速度を測定

2013年12月11日発表

 ブランド総合研究所は12月11日、高速道路の路線別SA(サービスエリア)/PA(パーキングエリア)でのLTEのつながりやすさ、通信速度に関する調査結果を発表した。

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 この調査は、全国の高速自動車国道(国土開発幹線自動車道が対象。一般有料道路は対象外)のSA/PAでのLTEのつながりやすさ(捕捉率)と通信速度(上りおよび下り)を測定したもの。SA施設は上りと下りの240個所、PA施設は上りまたは下りのいずれか1個所(上りと下りの両方ある場合は上りのみ)の計285個所を対象にしており、11月15日~18日9時~18時の期間に調査を実施した。

 調査場所は原則としてメインになる建物の入口に近い屋外のパーキングで行われ、「RBB Today Speed Test」アプリをダウンロードしたNTTドコモ、au、ソフトバンクの各iPhone 5cを使って1機種1個所につき3回計測、その平均値を算出した。接続できなかった場合には0Mbpsとしている。

 その結果、路線別でLTE補足率が100%だったのは、NTTドコモが44路線中13路線(29.5%)、ソフトバンクが8路線(18.2%)だったのに対し、auは31路線(70.5%)でLTE接続が可能となっており、キャリア別ではauがLTE補捉率1位となった。調査地点すべてで携帯キャリア3社がLTEに接続できた(捕捉率100%)のは、館山自動車道、東名阪自動車道、西名阪自動車道、伊勢自動車道の4路線のみという結果になっている。

 また、下りの通信速度がもっとも速かったのは新東名高速道路(調査施設数10個所)で、キャリア3社の新東名における平均通信速度は25.5Mbps、各社の平均はNTTドコモが29.0Mbps、auが34.8Mbps、ソフトバンクが12.8Mbpsとなった。

 なお、調査を実施した全525個所の平均のLTE捕捉率は、NTTドコモ71.2%、au95.8%、ソフトバンク63.6%。通信速度ではNTTドコモが15.1Mbps、auが21.4Mbps、ソフトバンクが12.8Mbpsとなり、auが他社を上回る結果を明らかにしている。

(編集部:小林 隆)