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ボルボ、ジュネーブショーで3ドアスポーツワゴン「コンセプト・エステート」公開
低いボンネット、流線形のシルエットなどで高性能な3ドアスポーツワゴンを演出
(2014/2/27 19:49)
瑞ボルボは2月27日(現地時間)、ジュネーブモーターショー(プレスデー:3月4日、5日、一般公開日:3月6日~16日)で3ドアスポーツワゴンの「コンセプト・エステート」を公開すると発表した。
コンセプト・エステートは、1970年初頭に登場した「1800ES」からインスピレーションを受けたコンセプトモデル。
大きくとられたバルクヘッドからフロントアクスル間の距離、低いボンネット、流線形のシルエットとガラスルーフなどにより高性能な3ドアスポーツワゴンを演出。落ち着きのあるダークブラウンのボディーカラーにライトカラーの5本スポーク21インチホイールを組み合わせ、そのコントラストによってモダンでクールな雰囲気を出している。
インテリアにおけるハイライトは、センターコンソールに配置された大型タブレット端末のようなタッチスクリーン。タッチスクリーンは一部の機能をのぞき、多くのボタンや操作機器に置き換わるものとしており、運転席のデジタルメーター類とも連動する。
また、サドルレザーやウッド、銅素材を用いた装飾を施してリビングルームのような空間を演出するほか、1800ESからインスピレーションを受けた2本スポークのステアリング、計器パネルなどを装備。さらに4座それぞれに用意されるオレンジ色のシートベルトやクリスタル製のシフトノブ(オレンジ色)に加え、ヘッドライナーとフロントシート背面にウールの白黒チェックの加飾を与えるなど、遊び心のある演出もされている。
このタッチスクリーンについて、同社のインテリアディレクターであるロビン・ページ氏は「増え続ける機能を利用する際に多くのボタンや複雑な操作をせずに済むようになることは、まるで掛けられていた手錠から解放されるかのようです。タッチスクリーンにより、画面を中心に美しい内装デザインを行うことが可能となります。今回のコンセプトカーで実現した新しいユーザーインターフェイスが、次世代のボルボに採用されるのです」と、今後登場する市販モデルへの導入を示唆するコメントを発表している。