ニュース

ボルボ、折りたたみ可能な空気注入式チャイルドシートのコンセプトモデル

総重量5kg以下、Bluetooth経由で膨らませることが可能

必要に応じて折りたたんだり膨らませたりできるインフレータブル(空気注入式)チャイルドシートのコンセプトモデル
2014年4月15日発表

インフレータブル(空気注入式)チャイルドシートの総重量は5kg以下となっており、カバンにしまって持ち運ぶことも可能になっている

 ボルボ・カー・ジャパンは4月15日、インフレータブル(空気注入式)チャイルドシートのコンセプトモデルを発表した。

 シートと一体型のポンプシステムを備え、必要に応じて折りたたんだり膨らませたりできるチャイルドシート。シートが膨らむ際に非常に強い内圧がかかるため、ボート業界で広く使われているという「ドロップステッチ・ファブリック」を材質に使用するとともに、持ち運びがしやすいよう総重量を5kg以下とした。Bluetooth機能も備え、リモコンでシートを膨らませることもできる。

 このチャイルドシートは“後ろ向き”に装着する仕様になっているのも特徴で、これは子供の首が大人よりも弱く、車が正面衝突した場合に前向きに座っていると前方に投げ出され、首に大きな力がかかるため。そのことから、リリースでは「子供には身体を守るための特別な装置と、最低3~4歳までは後ろ向きに座ることが必要です」と語られている。

 今回のシートの考案者であるボルボ・モニタリング・アンド・コンセプト・センターのデザインマネージャー、ローレンス・アベレ氏は「このコンセプトの目的は、現在市場に出回っているどのシートよりも安全なチャイルドシートを設計することでした。しかし2番目の目的は、子供達を含めあらゆる人に、『素晴らしいデザイン』に毎日触れてほしい、ということです」と、安全性とともにデザインにも注力して開発したことが述べられている。

インフレータブル(空気注入式)チャイルドシートのコンセプトムービー

(編集部:小林 隆)