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ヤマハ、新開発の直列2気筒エンジン搭載の大型2輪「MT-07」「MT-07A」
“エックス・サイプ・テクノロジー”採用の「MICHELIN Pilot Road 3」を純正装着
(2014/7/7 17:52)
ヤマハ発動機は、大型2輪のスポーツモデル「MT-07」「MT-07A」を8月20日に発売する。価格は「MT-07」が69万9840円、ABS搭載モデルの「MT-07A」が74万9520円。
ブランニューモデルのMT-07シリーズでは、スロットル操作に対してリニアにトルクを発生させるエンジン設計思想「クロスプレーンコンセプト」で新開発された直列2気筒 DOHCエンジン「M403E」を搭載し、「軽量・スリム・コンパクト」をテーマにした新開発フレームとセットアップ。689cm3の排気量から最高出力54kW(73.4PS)/9000pm、最大トルク68Nm(6.9kgm)/6500rpmを発生するエンジンと、しなやかな乗り味とコントロール性を両立させるフレームの組み合わせにより、ライダーの操作とマシンの動きが連動した心地よい走行フィーリングが得られるモデルとなっている。
また、「クールアーバンスポーツ」をコンセプトにしたデザインでは、車体上部で“人とマシンの融合美”を、車体下部で“走りの機能美”を印象づけ、パワーユニットの粘り強いトルク感を表現する“ダブルデッキ・ストラクチャー”を採用している。
MT-07シリーズに純正装着されている「MICHELIN Pilot Road 3(ミシュラン パイロット ロード スリー)」は、あらゆる気象条件下で優れたグリップ力とロングライフ性能の両立させることを目標に開発されたオンロード用タイヤ。路面の水分を除去して可能な限りドライコンディションに近づけるよう作用する「エックス・サイプ・テクノロジー(XST)」を採用し、タイヤの部位によって異なる性能を持たせる「デュアルコンパウンド技術」も投入している。
XSTでは、路面の水膜を切り裂くサイプのエッジ、サイプによって吸い上げられた水分を効率よく排水するグルーブ、接地面からの吸水性を高める円形のウェル(貯水ホール)を採用。ウェット路面でも安定したグリップ力を発揮してくれる。デュアルコンパウンド技術では、トレッドショルダー部でグリップ性能を発揮させ、トレッドセンター部は耐摩耗性能を発揮。バランスの取れたパフォーマンスを手に入れている。
これらの技術により、MT-07シリーズが持つ「普段着感覚の走り」をより安心して楽しめるようアシストしている。