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英マクラーレン、アジア市場をターゲットとした新モデル「625C」

クーペ、スパイダーを設定。まずは香港から発売

クーペ、スパイダーを設定する新モデル「625C」
2014年9月26日(現地時間)発表

625Cが搭載するV型8気筒3.8リッターツインターボエンジンは、最高出力625PS/7250rpm、最大トルク610Nm/3000-7000rpmを発生

 英マクラーレンは9月26日(現地時間)、アジア市場をターゲットとした新モデル「625C」を発表した。まずは香港で発売し、その後数カ月以内に他のアジア太平洋地域でも発表するとしている。

 成長著しいアジア市場、中でも中国をターゲットとした625Cは、2014年のジュネーブモーターショーで発表された「650S」と同様にV型8気筒3.8リッターツインターボエンジンを搭載するが、車名である650Sが最高出力の650PSに由来するのと同じく、625Cは625PSを発生。650SのSは「Sport(スポーツ)」を意味するが、625CのCは「Club(クラブ)」の略となっている。

 トランスミッションには7速デュアル・クラッチ・トランスミッションの「SSG」を組み合わせ、0-100kmh加速はクーペ、スパイダーともに3.1秒、最高速はクーペが333km/h、スパイダーが329km/hとなっている。ボディーサイズはクーペ、スパイダーともに4512×2093×1199mm(全長×全幅×全高)、ホイールベース2670mmと発表されている。

 625Cでは日常での使い勝手や快適性も意識して開発したといい、650Sでも採用されるサスペンションシステム「プロアクティブ・シャシー・コントロール(PCC)」に改良が加えられた。その仕上がりについては「どのマクラーレンモデルよりも洗練された乗り心地を提供する」と表現している。

(編集部:小林 隆)