ニュース

葛西臨海水族園、移動水族館車の愛称を「うみくる号」に決定

補助車両は「いそくる号」

2015年2月19日発表

 葛西臨海水族園は2月19日、愛称の募集を行っていた移動水族館車の愛称を「うみくる号」に決定したと発表した。補助車両は「いそくる号」となる。

移動水族館車「うみくる号」
補助車両「いそくる号」

 移動水族館車は大型水槽を備えた専用トラックで、水族園で実施してきた多様な教育プログラムを園外でも展開し、より多くの人に向けて生き物や自然の素晴らしさを伝えていくことを目的とするもの。病気などで普段なかなか水族園行けない子供たちのいる施設や都立公園など多くの人が集まる場所を訪問し、生き物の観察やふれあいを通した教育普及活動を行っていくとしている。

 移動水族館車は全長約8mのトラックをベースに、荷台に水槽(各約1.6t)を2基搭載。水槽は熱帯水槽と温帯水槽があり、各水槽は専用トラックの両側面から観覧できる。熱帯水槽ではサンゴ礁などに生息する色鮮やかな魚を展示し、温帯水槽では東京湾などに生息する身近な生き物などを展示する。

 補助車両は、ふれあいプログラム用水槽や解説用の標本・パネルなどを載せて専用トラックに同行する。ふれあいプログラムでは、ウニやヒトデ、ナマコなどへのふれあいを通して磯の生き物の体の作りや暮らしを分かりやすく伝えていく。

 愛称の応募総数は303件。「うみくる」は、海(うみ)の生き物を乗せた車がやって来る(くる)という趣旨、いそくる:磯(いそ)の生き物を乗せた車がやって来る(くる)という趣旨。移動水族館車のお披露目は、3月21日13時30分から葛西臨海水族園正門内カスケード前スペースで行われる予定。

(編集部:谷川 潔)