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トヨタ、販売店向けのタブレット端末と連携したクラウドシステムを構築
12月までに約5000店舗に導入、業務データを集中処理するトヨタ専用クラウドセンターを新たに構築
(2015/2/23 15:27)
- 2015年2月23日発表
トヨタ自動車は2月23日、全国300社、5000店舗が利用する販売システム「ai21(アイ21)」を2015年中にクラウドを利用したシステムに更新すると発表した。新たに業務データを集中処理するトヨタ専用のクラウドセンターを構築し、従来の販売店に設置していたサーバを集約する。
これにより、顧客情報の一元管理が可能になり、運用面での安全性が向上する。また、本システムでは、従来の専用ソフトによるノートPCでの利用を想定したものから、Webブラウザで動作するタッチ操作に最適化したユーザーインターフェースを採用することで、Windows 8.1を搭載したタブレット端末での操作に最適化。展示車周辺の立ち話や、顧客の自宅に訪問した際の玄関先などでも動画を交えた商品説明や割賦商品と組み合わせたお得な買い方の提案が可能となり、ITを活用した提案力と顧客満足度の向上を目指すとのこと。さらに、トヨタデジタルクルーズが提供する社内ネットワーク(イントラネット)の回線容量も増強し、通信コストを向上させつつコストダウンを図る。
【タッチ操作に対応した主な機能】
・商談メモ/見積書の作成
・エアロパーツなど、選択したアクセサリーの装着状態を、360度立体的な画像に投影
・乗り換え後の維持費のシミュレーション
・成約内容に基づくローン審査/自動車保険/テレマティクス等関連サービスへの申込連携
・成約車両の在庫検索/メーカーへの車両発注等、基幹業務への連携