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トヨタ、愛知県田原市と災害支援協定を締結

大規模災害時における地域連携と支援を強化

2015年3月24日発表

AC100Vコンセントを用意して外部給電が可能なプリウスPHV

 トヨタ自動車は3月24日、大規模災害時における地域連携と支援を強化するため、愛知県田原市と災害支援協定を締結した。同日、田原市役所において締結式が行われ、田原市の鈴木克幸市長とトヨタの財津裕真総務部長が出席し「災害時における支援協力に関する協定書」に調印した。

 今回の協定で、大規模災害時の行政による救援や応急復旧活動に関して、トヨタが行う地域支援の姿勢と内容を明文化した。

 具体的には、「災害発生時の救援・救護活動」、「大規模震災時における一時避難場所の提供」、「食料・飲料水・生活物資等の提供」、「復旧に供する車両(外部給電機能付車両含む)の提供」、「市設置の救援物資等受入施設における荷役支援」、「インフラ復旧工事等に必要な用地の提供」、「専用バースの提供」、「地域復旧活動への参画」等の領域で、人道支援・地域復旧支援を、行政との相互協力のもとトヨタが実施する。

 今後、協定の実務運用に向けて、支援物資の取扱い連携など細部の取り決めを両者で協議していく。

 締結式において、鈴木市長は「南海トラフ地震の発生が心配される中、トヨタ自動車と災害支援協定を締結させていただくことは、大変心強く、ありがたいことと感じている」と述べた。

 また、トヨタの財津総務部長は「今回の協定により、地元企業の一員として、田原市の防災・減災の取り組みに協力し、有事には会社としてできる限りの支援をしたい」と語った。

 今回の締結は、愛知県豊田市、愛知県みよし市との包括的災害支援協定に続くもので、同社では引き続き事業所が立地する他自治体との連携に関して、最適な方法を協議・検討していくとしている。

(編集部:椿山和雄)