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マツダ、イグニッションスイッチの不具合で「デミオ」「ファミリア」など21車種をリコール。計92万3672台

スイッチ内部の絶縁性が低下し火災に至るおそれ

2015年10月16日発表

 マツダは10月16日、イグニッションスイッチに不具合があるとして「ファミリア」など21車種(134型式)、計92万3672台のリコールを国土交通省に届け出た。これまでに36件の不具合があり、火災が13件発生している。

 対象となるのは、「デミオ」「ファミリア」「ユーノス100」「ランティス」「MPV」「ボンゴフレンディ」「クロノス」/「MS6」「MX6」「クレフ」「MS8」「カペラ」「センティア」/「MS9」「プレッソ」/「AZ3」「レビュー」、フォードブランドの「フェスティバ ミニワゴン」「レーザー」「フリーダ」「テルスター」「テルスターII」「フェスティバ」で、1989年1月10日~2005年12月1日に製作された計92万3672台。

 不具合は、イグニッションスイッチの内部接点に過剰な量のグリスが塗布されたため、グリスが炭化して可動接点と固定接点間に堆積し、スイッチ内部の絶縁性が低下することがある。そのまま使用を続けると接点間が導通して、スイッチが発熱、発煙し、最悪の場合、火災に至るおそれがある。

 改善対策として、全車両のイグニッションスイッチを対策品に交換する。なお、対策品の準備に時間を要することから、使用者に不具合の内容を通知して注意喚起を行い、準備が整い次第、再度入庫の通知をするとしている。

(編集部:椿山和雄)