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チューリッヒ、緊急通知機能付ドラレコを新規保険契約者に貸与

強い衝撃を検知すると事故受付センターへ自動通知

2016年1月1日提供開始

 チューリッヒ保険会社は12月16日、同社の自動車保険を初めて契約する契約者を対象に、ドライブカメラに3G、GPS、加速度センサー、Wi-Fiなど各種センサーを内蔵した専用ドライブレコーダーを活用する運転走行情報記録システム「Z-Assist」を提供すると発表した。

 対象となるのは、2016年1月1日以降が保険始期日となる「スーパー自動車保険」を初めて契約する契約者。

「Z-Assist」で提供する緊急通知機能付ドライブレコーダーは、テレマティクス技術を活用して専用に開発されたシステムで、速度などの走行情報と急ブレーキなどの運転特性を記録する。さらに、専用のスマートフォンアプリとの連携で、動画の閲覧、データの更新が可能。

 具体的なサービスとしては、急ブレーキなど急制動を感知すると、ドライブレコーダー本体が音声で注意喚起をするとともに、強い衝撃を検知すると事故受付センターへ自動通知される。また、緊急通知ボタンを装備しており、故障・トラブルなどの万が一の際にボタンを押すと、同社から利用者へ連絡が届く。

 同社によると、個人向け自動車保険で事故対応サービスを含めた車載器の貸与は保険業界初とのこと。今後、同社は「Z-Assist」を通じて利用者から走行情報などのデータを提供してもらい、より契約者に適した次世代型商品開発や、新たな保険料算出の技術革新を図るとしている。

(編集部:椿山和雄)