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駐日ドイツ大使が「瀬戸内国際芸術祭 2016」を開催中の直島でBMW i3に同乗試乗

スペシャルカラーのi3

2016年4月12日 実施

直島(香川県香川郡直島町)のアート作品として紹介されている「直島ホール」。町民向けの多目的ホールとなる

 瀬戸内のアートと島を巡る「瀬戸内国際芸術祭 2016」は、瀬戸内の島々を舞台に3月20日から春(3月20日~4月17日)、夏(7月18日~9月4日)、秋(10月8日~11月6日)と3つの季節に渡って開催され、100万人以上の来場者が訪れるという人気イベント。瀬戸内の美しい島々と、現代アートという組み合わせが大きな注目を集め、国内だけでなく海外からも大きな注目を集めている。

 BMWは瀬戸内国際芸術祭 2016に協賛しており、イベントの足としてEV(電気自動車)であるi3を提供。「あるものを活かし、新しい価値を生み出す」という瀬戸内国際芸術祭のコンセプトが、サステナビリティ(持続可能性)の追求というBMW i の理念に通じることからサポートしている。

直島ホールの駐車場に置かれたBMW i3。こちらは通常カラーで、瀬戸内国際芸術祭の期間に直島で運用されているもの。奥に見えるのが直島町役場
直島町役場。建築家である石井和紘氏の手によるもので、直島は瀬戸内国際芸術祭の舞台となる前から独特の建築作品があるとのこと
その後、スペシャルカラーのBMW i3も到着した。こちらが大使の同乗試乗車となる。スペシャルカラーのi3はイベントに応じて各島を巡っているようだ

 i3は瀬戸内国際芸術祭が開催されている各島に提供されているが、その舞台の1つである香川県の直島にも用意。直島では、同県の高松港や岡山県の宇野港からの窓口となる宮浦港に普通充電器を設置。同島内のスタッフの足として利用されている。

 4月12日には、BMWの故郷であるドイツ連邦共和国の駐日大使 ハンス・カール・フォン・ヴェアテルン(Dr. Hans Carl von Werthern)氏が直島に立ち寄るとあって取材に訪れてみた。ヴェアテルン氏は、瀬戸内国際芸術祭の視察のために直島を訪れており、直島の視察の後は会議などのため香川県高松へと移動するとのこと。

 直島では、BMW i ビジネス・ディベロップメント・マネジャー 田島崇氏からBMW i3について、APEV(電気自動車普及協会) 事務局次長 田中郁子氏から瀬戸内国際芸術祭での電気自動車の取り組みについて説明を受け、実際に田島氏の運転により直島でi3を同乗試乗。これはヴェアテルン氏は大使のため、急にその場で日本の公道上を運転するということは難しいためだ(「大使は通常、旗付きのクルマで移動しているからね」と茶目っ気たっぷりに詫びていた)。

駐日ドイツ連邦共和国大使 ハンス・カール・フォン・ヴェアテルン氏が到着。BMW i3を説明するのはBMW i ビジネス・ディベロップメント・マネジャー 田島崇氏
田島氏の運転で島をちょっとだけ巡ってみることに
シートベルトを装着中。実は大使自身はi3に乗るのは初めてということでやや苦労していた
周囲を確認し後退
行ってきます~(ドイツ語でなんと言っていたかは不明なので意訳)
十数分後戻ってきた

 i3の感想については、「直島のような細い道がある島ではi3のようなクルマが非常に向いているね」とのこと。東京にあるドイツ大使館でもi3は使われており、東京のような大都市においても使い勝手がよいことから大使館員にも人気のクルマとのことだ。

BMW i3の感想を述べるヴェアテルン氏。東京のドイツ大使館でもi3は人気とのことだ

 その後、直島町教育委員会事務局 教育次長 野田旭氏の説明で、直島のアート作品の1つである「直島ホール」を見学。この直島ホールは、自然の採光や風の通り道を意識した設計になっており、ヴェアテルン氏がスマートフォンで写真を撮りながら見学しているのが印象的だった。

i3の試乗の後は、直島ホールの見学となる
直島ホールを見学するドイツ大使一行。大使の向かって右側で野田旭氏が説明
直島ホール内部
スマートフォンを取り出してメモ写真?
関係者一同による記念写真。写真右から、香川県交流推進部 参与 三木誠氏、直島町教育委員会事務局 教育次長 野田旭氏、BMW i ビジネス・ディベロップメント・マネジャー 田島崇氏、大使夫人、駐日ドイツ連邦共和国大使 ハンス・カール・フォン・ヴェアテルン氏、APEV 事務局次長 田中郁子氏
電気自動車活用や直島ホールの説明のお礼を述べ、大使は次の視察のため移動していった

 直島にはこの直島ホールのほか、ベネッセハウス ミュージアム、家プロジェクト、地中美術館など数々のアート作品が展開されている。ヴェアテルン氏は直島ホールを見学後、家プロジェクトの見学に向かっていった。

直島町役場付近で見かけた桜。直島にはアート作品として「桜の迷宮」(安藤忠雄氏作)も展開されている

(編集部:谷川 潔)