写真で見るシボレー「コルベットZR1」 |
ゼネラルモーターズのシボレー「コルベットZR1」はコルベットの最強バージョン。「世界最速の市販車」とメーカーが自負し、ドイツのニュルブルクリンクの北コースを、ノーマルタイヤと開発スタッフのドライブで7分26.4秒で走り抜いたとカタログにも明記されている。
搭載する6.2リッターV型8気筒スーパーチャージャー付きエンジンは最高出力476kW(647PS)/6500rpm、最大トルク819Nm(83.5kgm)/3800rpmを誇る。このハイパワーは、トランスミッションオイルクーラーを装着した6速MTとツインディスククラッチを介して、後輪を駆動する。
リアタイヤは335/25 ZR20で、フロントの285/30 ZR19よりも大型。このパワーを地面に伝えるためにトラクションコントロールはもちろん、さまざまなシステムで安定走行を支えている。しかも発進については、ローンチコントロールで最大限の加速も可能。
ボディーサイズは4480×1935×1250mm(全長×全幅×全高)で、ワイド&ロー。最近ではめずらしくなった1250mmという低い全高と低いドライビングポジションは、スポーツカーに乗っているという感覚をより強く味わうことができる。
ZR1のボディーはアルミフレームで、ボディーパネルの一部にはカーボンを採用、究極の軽量・高剛性ボディーを目指したという重量は1530kg。ベーシックグレードともなる「クーペ」に対してわずか10kgのプラスにとどまっている。
また、ロングノーズ&ショートデッキというプロポーションもコルベットならでは。2代目から続くフロントフェンダーの盛り上がりや、往年のコークボトルのスタイリングを感じさせてくれるボディーラインも雰囲気を盛り上げてくれる。
ここまでハイパワーに徹したZR1の価格は1490万円。ベースモデル「クーペ」の755万円の約2倍。ZR1に用意されたオプションは、全10色のうちイエローやブルーなどの4色が有償ペイントとなる12万6000円、クロームホイールの26万2500円となる。
ロー&ワイドなプロポーション。円形のテールライトやフロントフェンダーの盛り上がりなどコルベットのアイコンとも言える |
リアゲートに付いたコルベットのエンブレム | リアバンパーのZR1のエンブレム |
室内空間はワイド&ロー | センターコンソールに収納場所がある |
助手席のレザーインテリアにも刺繍で車名が入る | ルーフは乗車空間に沿ってえぐられているようだ |
■写真で見る バックナンバー
http://car.watch.impress.co.jp/docs/news/photo/
(正田拓也/Photo:鈴木広一郎)
2011年 4月 1日