写真で見るランドローバー「レンジローバー ヴォーグ オートバイオグラフィー」


 「レンジローバー ヴォーグ オートバイオグラフィ」は、レンジローバーシリーズのフラッグシップモデル「ヴォーグ」をベースに、エクステリアにチタンフロントグリルやチタンサイドベント、20インチアルミホイール、インテリアには16種類のカラーコンビネーションが選べるパーフォレイテッド・プレミアムレザーや6種類のウッドトリム、レザーの縁取り付きのカーペットに加え、harman/kardonのオーディオなどの装備を採用したモデル。また、専用デザインのフロント/リアバンパーやサイドベント、フォグランプ、サイドシルなどから構成されるメーカーオプション「エクステリア・デザインパック」も用意される。

 エンジンは5リッターV型8気筒エンジンにスーパーチャージャーを搭載し、最高出力375kW(510PS)/6000-6500rpm、最大トルク625Nm(63.8kgm)/2500-5500rpmと、同じエンジンを搭載する「5.0 V8 SUPERCHARGED」に準ずる動力性能を持つ。燃費は10・15モードで5.5km/L、JC08モードで5.1km/L。

 足まわりも「5.0 V8 SUPERCHARGED」と同様で、「テレイン・レスポンス・システム」を向上した「ヒルスタート・アシスト」と「グラディエント・アクセレーション・コントロール」を採用し、オフロードでの走破性やコントロール性を高めている。

 車体のサイズは、4970×1955×1880mm(全長×全幅×全高)、重量は2630kg。乗車定員は5名。価格は1500万円でハンドル位置は右側のみとなる。ボディカラーは、リミニ・レッド、ゴールウェイ・グリーン、ナラ・ブロンズ、サントリーニ・ブラック、バルティック・ブルー、ボーンヴィル、ゼルマット・シルバー、フジ・ホワイト、イバネマ・サンド、ストーノウェイ・グレイの10色で、フジ・ホワイトのみソリッドカラー。ほかの9色はすべてメタリックカラーとなる。

 オートバイオグラフィの特徴であるインテリアに採用されているパーフォレイテド・セミアリニン・レザーは、ジェット、アイボリー、アラビカ、ストーム、ネイビー、バーチメント、サンド、キングフィッシャー、タンの9色の単色のほか、無償で選択できる2トーンカラーも7色用意される。インテリアトリムは通常モデルの3種類から6種類に増え、チェリー(標準)、バーウォールナット、グランドブラック、アッシュパール、ラインドオーク・アンスラサイト、バーメイプル・ブルシアンブルーの6種類が選択できる。

 今回の試乗車のボディカラーはリミニレッド(メタリック)、内装色はオプションカラーのジェット/ビメントで、インテリアトリム・フィニッシャーはオプションのバーメイプル・ブルシアンブルーとなっている。

ひと目でレンジローバーだとわかるスクエアなデザイン。前後ライトにはLEDが採用される

 

フロントライトはプロジェクタータイプのディスチャージヘッドライト。オートバイオグラフィにはAFS(アダプティブ・フロントライティング・システム)が標準搭載されるフォグランプとスプリッターはブライトフィニッシュサイドベントもブライトフィニッシュ仕上げ
ホイールはオプションの20インチ スタイル14。タイヤはコンチネンタルのCROSS CONTACTが装着される。タイヤサイズはフロント&リアともに255/50 R20エンジンは5L V8でスーパーチャージャーを搭載する。最大出力は510PS
リアハッチは上下に開くタイプ。リアシェルフはZ字状に折りたためる

 

フロントドア開口部。インテリアカラーは、鮮やかなジェット/ビメントのツートーンカラー。オーディオシステムはオプションのハーマン/カードンのLOGIC7HDが装着されていた
フロントシート。ポジション調節スイッチはシート座面の側面に用意される。調節はすべて電動で、3人分のシートポジションがメモリーできる
リアドア開口部。ドアにはリアシートポジション調節スイッチやシートエアコンの調節ダイヤルも備えている
オプションの「リアシート・エンターテイメント・システム」で装着される、フロントシートのヘッドレスト裏の液晶モニター「リアシート・エンターテイメント・システム」に含まれるケース付きハーマン/カードン製ワイヤレスヘッドフォン
リアシート中央のアームレスト内には、ドリンクホルダーなどとともに、カラー液晶付きのリアシート・エンターテイメント・システム用リモートコントローラーが付属する
インストルメントパネル。写真だと分かりにくいが、光沢のある部分はウッドパネルで、素材はオプションのバーメイプル・ブルシアンブルーステアリングにはメーター照度やオーディオ、電話関連など多数のスイッチが備えられる。スピードメーターは240km/hスケールサンブラインド付き電動サンルーフは標準装備される
HDDナビ用の7インチ液晶モニターは運転席と助手席で別の画面が見られるデュアルビュー・タッチスクリーンクルマの周囲5カ所のカメラからの映像を見られるサラウンドカメラシステムも標準装備
センターコンソール中央にレイアウトされるエアコン操作パネル。時計はアナログリアシートのエアコンも左右調整独立式天井にはルームランプと照明付きバニティミラー、エアコン吹き出し口を備える

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http://car.watch.impress.co.jp/docs/news/photo/

(Photo:礒村浩一/平 雅彦)
2011年 5月 27日