【第27回】ドイツのおいしい家庭料理を召し上がれ、の巻 |
塩漬けキャベツとソーセージだけがドイツ料理ではありません! |
今回グルメ隊が乗り込んだ車はアルファ ロメオ ミト。1年前に赤の147に乗っているので2回目のアルファロメオということになりますの。
「このグルメ隊も気づけばあっという間に1年経ちましたね」
「そうですわね~」
「アルファ ロメオがどこの国の車かも知らなかったゆきぴゅーさんが、この車は加速がいいとかだとか小回りが利いて走り易いなんて言うようになったのはすごい進歩ですよね」
「そうですわね~。んんん?ってことは今日はもしかしてイタリアンですの?!」
「そうで~す! と言いたいところですが……大人の事情によりドイツ料理です! 御殿場で人気のドイツ家庭料理のお店だそうですよ」
「へぇ~!楽しみですわ」
そのお店「リンデンバウム」を切り盛りするのは、ドイツ人シェフのエーバーマン・トラルフさんと奥さまの希さん。3人の可愛いお子さんがいるとってもステキなご夫婦なんですの。
もともとドイツでもコックをしていたというエーバーマンさんは、来日して2年ほど東京にあるドイツレストランで修業されていたそうです。その後ふたりはご結婚され、奥様の実家がある御殿場で今から7年前にこちらのお店をオープンされました。
ロケ日の2日後、11月25日にリニューアルオープンしたサービスエリア「エクスパーサ足柄」 | 降りたのはアウトレットでおなじみの東名 御殿場IC | 店名のリンデンバウムはドイツ語で「菩提樹」という意味 |
ようこそ、いらっしゃいませみたいな意味だと思われるドイツ語 | 店内入り口ではドイツ製のおもちゃがお出迎えしてくれます | 明るくて気取らない雰囲気のアットホームな店内 |
ランチは月替わりで980円、1580円、1850円の3種類ということで、我がグルメ隊は1580円のBセットと、1850円のCセットをそれぞれ注文。サラダ、パン、スープ、メイン料理、そしてデザートとコーヒー/紅茶までついたリーズナブルなお値段設定ですの。
まず運ばれてきたサラダは、それぞれ別の味でマリネされているというピーマンや人参などの野菜がハムやチキン、ゆで卵などと一緒に盛られている手の込んだもので、しょっぱなから満足度120%なんですの。トロリと濃厚なかぼちゃのポタージュも、ドイツから空輸されてくるというバゲットもどれを食べてもおいしくて幸せ~!
「東京だったら絶対にこのお値段じゃ食べられませんよね」
「これは舌の肥えたお客様が来るんではないですの~?」
と思ったので、奥様にお聞きすると、
「お休みの日は東京や横浜からのお客様が圧倒的に多いですね。この先に大きなゴルフ場があるんですが、そこに来られた方が帰りに寄って食べていかれるケースが多いです」
やっぱり! そしていよいよメイン料理の登場ですの。Bコースの「豚肉と玉ねぎのブイヨン仕立て」はプレートからはみ出さんばかりの豪快さにテンションUPでしたわ。玉ねぎとブイヨンでコトコト煮込んだと言う豚肉がびっくりするくらいやわらかくて、添えられたショートパスタも絶妙な味付けなんですの。
「ゆきぴゅーさん、黙々と食べてないで何か言って下さいよ」
「だってひたすらおいしいんですもの」
Cコースの「サーモンソテーディルバターソース」、こちらもドドーンと大きな切り身のサーモンがインパクト大で、お味も日本人好み。お隣りで食べていた年配女性グループも皆さん完食されていたほどです。
「おいしくてボリュームがあってリーズナブルって最高じゃないですか?!」
最後にこのあふれんばかりの満足度をシェフどうしても伝えるべく、唯一知っているドイツ語を披露することにしたゆきぴゅー。
「わたくしドイツ語で12345を言えますの。それではいきます!……アインツ、ツヴァィ、ディラィ、フィァ、フンフ!」
「ハッハッハ。次に来る時は6から10まで言えるようにしてきてくださいね」
お店から車で5分ほどの距離にある「御殿場高原リゾート時之栖」(ときのすみか)に立ち寄ってみました | 時之栖といえば冬のイルミネーションが有名ですが、グルメ隊は次なる取材のために即、移動(泣) | 今年のクリスマス、この巨大★愛の鐘を鳴らすのはアナタです |
ドイツ家庭料理の店 リンデンバウム
静岡県御殿場市二子85-5
TEL:0550-87-0699
営業時間:11時30分~14時/17時30分~21時(L.O.20時30分)
定休日:水曜日&第1・3火曜日
駐車場:あり
アクセス:御殿場ICと裾野ICの中間くらいの場所。どちらからもクルマで約15分ほど。
※リンデンバウムでは只今クリスマスディナーの予約を受付中。前菜、スープ、お魚料理、お肉料理、デザート、コーヒーか紅茶で4500円と5500円の2コース。期間は12月23日~12月25日の3日間。ランチでこれだけ満足するんですもの、絶対にオススメできるクリスマスディナーなハズですわ~(要予約)
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■■このクルマでドライブしました!■■ アルファ ロメオ ミトTCT熱血イタリアン・ホットハッチ「ミト」に、待望のデュアルクラッチAT「TCT」と、ハイテクエンジン「マルチエア」を搭載した“本命”モデル。「アルファD.N.A.」システムを「D」(ダイナミック)モードに入れれば、アルファらしい爽快な走りが楽しめます。 |
■プロフィール
ゆきぴゅー(ゆきぴゅーおふぃしゃるほーむぺえじ)
イラストレーターとライターを足して2で割った“イラストライター”。長野でフツーのOLをしていたが何の因果か鬼畜デジカメライターの弟子(奴隷)となり2000年に上京。日々の過酷でセクハラな毎日を絵日記で綴っているうちに絵の道に目覚め、ついに2005年独立。以降あちこちでタダでごはんを食べながらポンチ絵画家としてのお気楽な人生を歩んでいる。
エイミー
女性カメラマン。カメラマンとして名を馳せるべくボスニアに戦場カメラマンとして渡るも、行った早々流れ弾に当たってしまいあえなく帰国。車にまったく興味がないゆきぴゅーとは正反対に機械モノが大好き。食べるのも大好き。封印したはずの赤いバンダナは、ネット上で復活希望の声があるとかないとか(でももうしません!)
2010年 12月 1日