ドアノブまわりに付いた小キズをカンタン除去
「ドアノブ傷消し」
メーカー:カーメイト
価格:オープンプライス(購入価格:798円)

 

カーメイトの「ドアノブ傷消し」

 読者の中には洗車好きな人もいれば、面倒くさいと思う人もいるだろう。でも誰にとってもクルマがキレイで新しく見えたら、それはうれしいに違いない。簡単にクルマを若返らせる方法があるなら、それは誰にとってもうれしいはず。

 洗車というと、とかくワックスやコーティング剤の性能に話題が及ぶことが多い。しかし筆者の経験で言うと、クルマの若々しさは、ボンネットやドアといった広いボディーパネルの輝きよりも、パッと見には目立たない地味なポイントで差が付いているように思える。そういったポイントはいくつかあるが、その一つがドアノブまわりの小キズだ。

 電動スライドドアなどを除けば、普通はクルマに乗るときにドアノブに触る。このとき手の爪などがボディーに当たってキズを付けてしまうのだ。1回程度なら大したキズにはならないが、クルマに乗る度に繰り返すことで、いつの間にかドアノブまわりには無数の小キズができてしまう。特にダーク系のクルマだとキズがより目立つ。ボンネットなどと比べれば非常に小さなスペースだが、こういった随所のキズがクルマを古ぼけて見させてしまうのだ。

 ただし、キズが付くと言ってもクルマの塗装はそれなりに硬いので、爪がぶつかる程度で付く傷は浅い。コンパウンドなどで磨けば簡単に落とすことができる。

 そして、こうしたドアノブまわりに付いた傷専用に作られたのが、カーメイトの「ドアノブ傷消し」だ。内容量は70gと少量だがドアノブまわりだけなら十分な容量だ。セットには専用の磨き布も付属する。説明によれば塗装面を痛めないマイクロクリーナーを使用とのこと。キズを消しつつ水アカなどのしつこい汚れも落とすと言う。

 実際の作業は、水洗いをしてドアノブ周辺の汚れを洗い流し、水分を拭き取る。付属のクロスに適量ケミカルを取り、ドアノブ周辺のキズついた部分を磨く。さらにウエスの乾いた部分でケミカルを拭き上げれば作業は完了だ。やってみるとあっという間に完了する。

セットには専用ウエスが付属する付属のウエスに液を取って磨き、拭き上げれば完成。作業範囲は狭いのであっという間に終わる

 その仕上がりはというと、磨いたところがキレイにキズが消えている。それほど根気よく磨いたわけでもないのに、ほぼ完全にキズを消すことができた。おそらくキズは完全には消えてはいないのだろうが、キズが減った上に、キズのすき間にあった汚れが落ちたことで、目視ではほとんどキズが確認できないレベルになったのだろう。

施工前(左)と施工後(右)。ものの数分で見違えるほどキレイになる

 普段の洗車では落ちきらない小キズが消えることで、いつもの洗車よりグッとクルマが若返ったように見える。さらにドアノブ傷消しにはWAX成分も含まれているので、キズ消しと同時にコーティングもできる。作業もとても簡単だし、思いついたときにすぐ作業できるのがうれしい。

 ドアノブまわりのキズは、クルマを使っていれば何度でもついてしまう傷だ。施工はとてもカンタンなので、キズが気になったら気軽に施工するとよいだろう。

(瀬戸 学)
2011年 4月 15日

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