“新しいiPad”などに対応するタブレット端末用車載ホルダー
iPadアタッチメント「ME 1」、エアコンベース「ME 3」

メーカー:カーメイト
購入価格:1480円(ME 1)、998円(ME 3)

 

 スマートフォンやタブレットで利用できるカーナビアプリやマップアプリは種類が豊富になりとても便利になっている。今回は、手元にある初代iPadを車載で活用してみようと思う。iPadは9.7インチのタッチパネルディスプレイで地図の視認性が高く操作性も良好だ。3Gモデルであれば、GPSモジュールや電子コンパス、ジャイロなども搭載されているため、カーナビとして利用できる。Wi-FiモデルにはGPS機能がないので、おおよその位置を表示させるだけになる。Androidのタブレットでは、GPS機能があるかどうかは機種によるので要確認だ。

 iPadにせよAndroidにせよ地図データとルート検索の結果は、3G回線を使った通信で転送される方法が一般的。パケット定額契約は必須になので注意してほしい。ちなみに通信費を節約したい場合、「MapFan for iPhone」(価格:2300円/年)ならオフラインでも地図が閲覧できる。ただし、こちらもルート探索には通信機能を使用する。

 今回利用してみたのは、カーメイトのiPadホルダーだ。iPadをホールドするiPadアタッチメント「ME 1」に、エアコン吹き出し口に装着するエアコンベース「ME 3」を組み合わせてみた。ベース部分はシリーズ化されていて、装着方法によりオンダッシュに吸盤を使って取り付ける「ME 2」や、ヘッドレストに装着して後部座席で使う「ME 4」、カップホルダーを利用する「ME 5」が選べる。ホルダー部とベース部はワンタッチで脱着が可能になっている。ホルダーは回転が可能で、横や斜めの位置調整が簡単にできる。

iPadアタッチメント「ME 1」(左)とエアコンベース「ME 3」(右)のパッケージ iPadアタッチメント「ME 1」。3点でタブレットを支持する仕組み iPadアタッチメント「ME 1」背面。中央のアタッチメントでベースパーツと合体させる
支持ブームは最適な大きさにしてからネジで止める。目盛りがついているので調整がしやすい エアコンベース「ME 3」。エアコンのフィンにかけるクリップが付属する

 iPadアタッチメント「ME 1」は、3点で支持する形状で、伸縮することにより縦が190〜247mm、横が120〜194mm、厚みが15mm以内のタブレットがホールドできる。3点のうち上部の1点にバネが入っていて、強く押さえつけて落下を防ぐ仕組みになっている。

 対応機種として、iPad/iPad2(9.7インチ)〜GALAXY Tab(7インチ)が明記されている。初代のiPadに合わせてみたところほぼピッタリのサイズだった。最新のiPadである「新しいiPad」(第3世代)を装着してみると、やや厚みが薄いので隙間ができるがホールド自体に問題はない。AndroidタブレットのARROWS Tab LTE F-01Dは10.1インチのWXGAだが、iPadよりも横長なので長辺方向にギリギリでなんとかホールドできるという案配だった。

クリップはこのように通しておく。このクリップと上下の可動ベースを貼り付けて固定させる。この可動ベースは上下逆さに付けて幅を広くとることも可能 ボールジョイントで自在に向きを変えられる仕組み iPadアタッチメント「ME 1」とエアコンベース「ME 3」はこのような専用のジョイントをスライドさせて合体させる
初代iPadを装着したところ。ジャストサイズだ 支持ブームの1つで押さえつけて、タブレットを固定する仕組み 新しいiPad(第3世代)は薄いため、少し隙間があくが、押さえつけられるのでホールドには支障はない

 クルマに取り付ける側となるベースパーツはエアコンベース「ME 3」を選んだ。エアコンに取り付けるタイプのカップホルダーと似た手法で、フィンにフックをかけて取り付けるのだが、それ以外にも上下も可動ベースを突っ張ってシールで貼り3点で支持する仕組みになっている。もっとも取り付けが安定するのは、エアコン吹き出し口の上下サイズが83mm以内で横フィンのタイプ。その上限が25mm以上平面であるとベストだ。

 愛車の場合、フィンにクリップを取り付けることは問題なかったが、エアコンフィンの周囲がかなりの曲面になっているので、両面テープの全面をシッカリと貼り付けることができなかった。とはいえ取り付け後は思いの外シッカリとし、iPadを装着することも問題がなかった。ただ長期間付けたままにするには、もう少しうまく曲面に貼り付けるための対策が必要だ。

 エアコンベース「ME 3」とiPadアタッチメント「ME 1」は、スライドしながらワンタッチで合体させることができる。外す時にはロック解除の羽を両脇からつまみながらスライドする。クルマを一時離れる際には目立つので、盗難予防にこの機能を使ってiPadを外しておくのが無難だろう。

 残念なのは、このジョイント部分にわずかに緩みがあり、タブレット端末の重みで振動し、細かく揺れてしまうことだ。車載パーツとしては、プラスチック部品をスライドジョイントするのではなく、回転密着させたりネジ止めにしたりするなどして、もっとカッチリ合体できるとベストだと思う。

エアコンフィンにクリップを差し込んだところ。吹き出し口サイズが大きいので可動ベースは逆向きに付け直している 上下にある可動ベースの両面シール貼り、弾き出して突っ張る状態にするとシッカリと固定される。このクルマでは曲面でシールが完全に貼れていないのであまりよい状態ではない ベース部分にiPadとホルダーを装着したところ。車内ではなかなか威圧感がある
ボールジョイントを最も運転席側に向けるように調整してこのくらいの角度になる 横位置に動かすこともできるが、この場合レバー操作に支障がでそうなので使えない。バランス的にも縦位置で使ったほうがよさそうだ

 実際にiPadを車内に持ち込むとかなりデカく威圧感がある。もちろん視認性は抜群だ。設置にはフロントウインドーなど周囲の視界に死角を作らないように十分に注意してほしい。またタブレットはそれなりに重量があるので、エアバックが動作する部分にかからないように気をつけてほしい。特にiPadは外周や底面が金属でできているので、万一飛んで人に当たった場合大ケガは免れない。

 ボールジョイントにより画面はある程度向きの調整が可能だが、それほど大きな角度調整はできない。運転席側に大きく向けたい場合には、ベース部分で向きが調整できるカップホルダーを利用する「ME 5」が使いやすいと思われる。

 シガーソケットからUSB電源をとれば電源の問題も解決される。ナビゲーションでのGPS信号の追従も問題なく、タッチパネルの操作性もよい。簡易カーナビとしての実力は十分にある。

 ただiPadはタブレットとしては重めなので、振動による揺れがけっこう気になる。また夏場の熱も問題だろう。カーナビのないクルマで一時的な仮設で使用するような利用法に限れば、かなり使えるアイテムだ。そう考えると、今回のエアコンベース「ME 3」以外の簡単に取り外し可能なベースパーツ(愛車の場合には設置不可能だった)のほうが使いやすいかも知れない。

(村上俊一)
2012年 3月 23日

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