スマホやタバコケースも入れる大きめドリンクホルダー ドリンクホルダー&ホルダーポケット付 ブラック「DZ79」 |
メーカー:カーメイト 価格:オープンプライス(購入価格:998円) |
長距離ドライブでは飲み物を置いておくドリンクホルダーが重宝する。近年の車種ではドリンクホルダーが標準装備されることが多くなってはいるが、メーカーオプション装着になっていたり、そもそもドリンクホルダーのことは考えられていないモデルもある。また、自分の気に入った場所に自由に取り付けたいというニーズもあるだろう。
カーメイト ドリンクホルダー&ホルダーポケット付 ブラック「DZ79」のパッケージ | 「DZ79」の内容物。エアコン吹き出し口フィンに引っかけるツメが長短2種類付属する |
そういった後付のドリンクホルダー需要にはエアコンの吹き出し口に装着するタイプがもっとも一般的。カー用品店でも広いスペースをとっている。そもそもデッドスペースとなるエアコン吹き出し口部分をドリンク置き場に活用できるというだけでなく、エアコンの冷気や暖気を直接当てることで、飲みモノの温度をある程度キープできるというメリットもあり、このタイプは古くから人気がある。
愛車も古い外車のため、気の利いたドリンクホルダーが装備されていない(ドアポケットにペットボトルのホルダーはあるのだが)。そのため納車当初からこのタイプのドリンクホルダーを装着してきていた。今回はその入れ替えを考え、より大きめサイズのドリンクを入れたり、スマートフォンなどをうまくホールドできたりするモデルを探してみたところ、ピッタリな製品が見つかった。それが、今回紹介するカーメイトのドリンクホルダー&ホルダーポケット付 ブラック「DZ79(以下DZ79)」だ。このDZ79はもっともオーソドックスなモデルで、木目調やメッキのデザイン違いでシリーズ化されている。車内のデザインや好みで選ぶとよいだろう。
DZ79は、ドリンク以外にもスマートフォンやカード、タバコなどの小物を入れるスペースを2つ持つ、エアコン吹き出し口を使って装着するドリンクホルダー。ドリンク入れ部分は、伸縮する仕組みになっていて、小さめの缶コーヒーなどに多い190mL缶から、500mLの紙パックまで大きさを調節して対応できる。
ドリンク入れの手前側にはスマートフォンなど平たいモノを入れるのに適したポケットとして仕切られている。この仕切り板は固定されていて動かない。iPhoneなど小型のスマートフォンではかなり余裕がある。大きめの4.7インチ液晶を持つAndroidスマートフォンのドコモ「SC-04D」を入れてみると、ジャケットを着けても幅はちょうどよい程度の大きさだった。これならほとんどのスマートフォンは入るはずだ。
さらに横にカードや携帯電話、タバコ箱などを入れられるポケットが付いている。このポケットは脱着が可能で、左右どちら側にも取り付けができるようになっている。取り外しは少し面倒で、背面の取り付けパーツのツメをドライバーなどで外す必要がある。なお、このポケットが不要な場合には、「DZ77」というポケットが付属しないモデルを選ぶとよい。
実際に取り付けようとしたところ、愛車の車内はかなりコンパクトなので取り付け場所が助手席側に限られてしまった。ホルダー本体が大きめなので、運転席側ではウインカーレバーなどのじゃまになり取り付けられなかったのだ。このように通常のホルダーよりかなり大きめになっている。コンパクトカーに取り付けるケースでは、購入前に大きさを確認しておいてほしい。
利用時にちょうどスマートフォンの画面が手前側になり、しかも目線に近いためメールなどの着信などがとても判別しやすかったのはうれしい誤算だ。助手席で利用するスマートフォンユーザーにはいたって好評だった。
ドライブ中によく使う小物を1個所に集中収納できるので、降りる時に置いた小物をうっかり忘れることも防げる。スマートフォンとドリンクの置き場所に悩んでいるならお勧めのドリンクホルダーだ。
実際に取り付けてみたところ。スマートフォンの画面が手前側に見えるので、メールの着信などが判別しやすい | 取り付けた状態でのドリンク部分を最短にした状態 | ドリンク部分を最大に伸ばした状態。かなり飛び出すので邪魔に感じることもあるかも知れない。車内が狭い場合には注意したい |
(村上俊一)
2012年 6月 15日