より進化した快適性能を体感 REGNO GRV II 連載でも快適静音を追求するNAOさんがブリヂストン「REGNO GRV II」の進化した静粛性と上質な走りを徹底比較! [前編]1,600km長距離ドライブでガチ比較!

基準はエコピア。「ちゃんと買い」してますか?

 筆者が現在の愛車「ヴェルファイア」を購入した当初、なぜか思いどおりに走ることができず悩んでいたのだが、その原因は連載記事で述べたとおり「タイヤ」だった。

 走る、曲がる、止まる、燃費、乗り心地。クルマの性能が年々向上するにつれ、標準装着タイヤに求められる性能も格段にレベルが高くなっている。

 最近では純正標準装着タイヤとして、ブリヂストン「エコピア」クラスがあたりまえのレベルになっているという。オッサンである筆者のイメージからすると「ずいぶん豪華な基準だなぁ」という印象だが、十二分の性能と快適さを持つ「ECOPIA EX20 RV(エコピア イーエックス ニーマル アールブイ」を「基準」として、より快適になった新しい「REGNO GRV II(レグノ ジーアールブイツー)」との比較テストをしてみよう。

「タイヤ館 パドック246」で「レグノ」を装着

 タイヤの組み付け交換作業は、これまで何度もお世話になっている「タイヤ館 パドック246」さんに依頼。例によって特別にピットへ入れてもらい作業の様子を撮影しつつ見学させてもらうのだが、本当にテキパキと無駄が無くスムーズ、かつ超絶丁寧な作業っぷりは「基準」を超えて「模範」と言えるだろう。

 純正ホイールには後述するエコピアを組み替え取り付けするため、レグノには別のアルミホイール「ブリヂストン ECO FORME(エコフォルム) CRS 101」を用意して装着した。サイズはいずれも215/60 R17で変更無し。

用賀インターからほど近く、国道246号沿いにある「タイヤ館 パドック246」。「愛車」へのこだわりが多いユーザーも数多く訪れるお店だ
店内所狭しと並んでいるタイヤとホイールたち
レグノ様発見!陳列されているだけで周囲に高級感が漂うような気がするのは、筆者だけだろうか

 今回は「ちゃんと買い」の基準タイヤとして「エコピア EX20 RV」、そして最高の快適性を実現してくれるであろう「レグノ GRV II」、それぞれ新品タイヤを用意。

 レグノは既にホイールに組み付けた状態だったので、まっさらな新品状態をマヂマヂと眺めつつ、走りと快適さへの期待を膨らませる。

美しい、美しいぞ。新品だからというのはもちろんだが、タイヤとホイール、そして「REGNO」のロゴマークから、既に高級感が溢れ出ている気がする
丸い穴が見えるイン側に設けられたバリアブルピッチ、サイレントACブロック、中央からアウト側に配置される3Dノイズ抑制グルーブなど、左右非対称パターンと数々の技術改良により、従来モデルの「レグノ GRV」に比べて静粛性だけでなく、走行性能も大幅に向上した「レグノ GRV II」。技術的な解説は後編で

「レグノ」をどまんなかにセッティング

 (店員さんたちに作業をちょっと待って頂きつつ)レグノをたっぷりと鑑賞撮影した後、ピットで取り付け作業を開始。もちろんタイヤ脱着は自分で行うこともできるわけだが、タイヤ館での取り付けはひと味もふた味も違う完璧な作業。各部の点検を行いつつ、「ブリヂストン センターフィット B-SYSTEM」を使用して、より正確にタイヤを車軸のセンターへと固定する。クルマそのもののアライメントやホイールバランスを整えた上で、さらに高速道路走行時の微振動などを軽減できるこのサービス、長距離ドライブが多い方などぜひ試してみてはいかがだろうか。

まずは現在履いている純正ホイールとエコピア PRVのセットを取り外す
皆さんに下回りを見られるということで、事前に掃除とオイル交換と点検をディーラーで済ませておいた。準備万端!
新しいレグノを配置して記念写真。どの角度から見ても美しい
ナットを仮固定する。軽い力で締めただけでも、微妙にタイヤのセンターが変化するという。指先から、安全と快適への想いが注入されていくようだ
ブリヂストン独自の技術、「センターフィット B-SYSTEM」でタイヤに微妙な振動を与えながらナットを固定。より正確にセンター出しができ、スムーズな走行を実現する
最後はトルクレンチでカチッと固定。規定トルクで固定し、慣らし走行後に再度増し締めしよう
レグノ GRV IIとエコフォルムで、格段に精悍になった愛車ヴェルファイア。はやく走りたくてウズウズ
う~ん、かっこいい……ニンマリ

クルマがいちばん最初に履いていたタイヤ「基準は、エコピア」

 レグノの取り付けに続き、純正ホイールのタイヤを履き替える。現在装着している「エコピア PRV」は2012年にここパドック246で取り付けてもらったもの。あれから3年、長距離ドライブを主におよそ6万kmほど走行し、最近は摩耗が進んだこともあり、少々タイヤノイズが気になっていたところ。

 およそ5部山になったエコピアPRVは、もちろん穴あきや破れなどは無いものの、トレッド面をじっくり見ると細かなひび割れや何かを踏んだ際の欠けなどが見える。交換するしないに関わらず、定期的なタイヤ点検は重要だと改めて気づかされる。

こちらが比較対象となる「エコピア EX20 RV」。低燃費タイヤでおなじみのエコピアは、純正装着車両も増え続けている
いままでお世話になったエコピア PRVに感謝しつつ。専用器具と手慣れたピットクルーにより、サクサクと作業が進む
新品エコピアを組み付けて、ホイール内側を掃除して(しまった、事前に洗っておくべきだった……)、ホイールバランスを調整して
じゃじゃーん、純正ホイールへのエコピア装着完了。トレッド面に印刷された文字が、新品であることを主張している
「エコピア EX20 RV 新品」
レグノと同様に左右非対称パターンが採用されているエコピア EX20 RVのトレッドパターン。丸い穴が見えるイン側とアウト側両方に高合成ショルダーブロックを採用してふらつきを抑制、中央部のサイレントACブラックがノイズを抑制、センター部にはノイズ抑制のサイレントACブロックも
「エコピア PRV 新品(3年前に撮影)」
当時の筆者を悩ませていた「クルマが思いどおりに走らない曲がらない」という悩みを解決してくれたエコピア PRV、新品当時の写真。よく見ると、エコピア EX20 RVとの細かなチガイが分かる
「エコピア PRV 3年 約6万km走行品」
高速道路を中心にした長距離ドライブと、釣り場などアウトドアでの低速悪路走行というちょっと変わった使われ方に耐え続けたエコピア PRV。これまで安全安心ドライブを支えてくれてありがとう

店長の熱い想いに感動

 休憩がてら店舗3階にあるラウンジでお茶を頂いていると、作業が終わりましたよ~、と藤岡店長から声がかかる。

 タイヤはどれも黒くて丸いし、ホイールに組んで、空気を入れて、ナットで固定すればとにかく走る、それは確かに事実。「でも、より安全にクルマを楽しめるように、タイヤの素晴らしい性能をフルに引き出せるように、我々店舗にできることは、まだまだたくさんあるんです」と店長は語る。

 「値段は問わないので、良いタイヤをください」と仰るお客様もいらっしゃるそうだが、そのお客様にとって何が「良い」タイヤなのか。車種、乗り方、使われ方、生活のスタイルまで考えて最適なタイヤをアドバイスし、確実な技術でセッティングしてくれるお店というのは、実に頼もしい。

タイヤとクルマの安全について熱く語ってくれた「タイヤ館パドック246」店長の藤岡友彦氏。筆者はすっかりファンになってしまったので、これからもちょこちょこお茶を飲みに伺う予定だ(笑)
試運転前のトイレを済ませつつ、店舗3階にあるラウンジで休憩
取り付け作業、最終確認完了!

試運転へGO!スゴい、まるで別のクルマだぞ

 愛車の純正装着タイヤからエコピア PRVに履き替えたとき、それまでの冬タイヤからブリザック REVO GZやブリザック VRXに履き替えたとき、いつもお店から走り出した瞬間に「おおぉっ!」といつも感動させてくれたブリヂストンのニュータイヤ。

 レグノ GRV II初走行の感触は、これまで体験したことのない領域だった。

 セダンに乗っていた二昔前からレグノは何本も履いてきたが、ミニバンに装着して走るのはこれが初めて。

 快適性、静粛性はもちろん言うまでも無いのだが、まずは素晴らしいハンドリングと高い走行安定性に度肝を抜かれた。

 これまで履いていたエコピア PRVのハンドリング、ドライバビリティにも、もちろん満足していたはずなのだが、一度レグノ GRV IIを味わってしまうと、「これは、もう、元には戻れないな……」というのが正直なところ。 詳細は後編で紹介するが、それほどの差があった、ということはまずお伝えしておきたい。

 その後、エコピア EX20 RVに履き替えて、再び慣らし走行へ。

 先にレグノ GRV IIを体験してしまったので、走行ノイズの音量、音質、ハンドリングなど全てにおいて「うーん、比べてしまうとやっぱりレグノだよな……」と感じてしまうが、エコピアだけ単体で乗れば「素晴らしい!」と思うに違いない。 これだけ高い性能と快適性をもつエコピアを「基準」とするブリヂストンの品質レベルの高さがうかがえよう。

 両タイヤとも200km程度試運転ドライブを終えた後、再びレグノをセッティングして長距離ドライブテストに備える。

おおおぉぉ、これが……レグノのチカラか!走り出した瞬間から差は歴然
同乗するカメラマンさんに「ね、ね、違うでしょ?いいでしょ?」と満面の笑みで語りかけつつ試運転ドライブ

カミさんを誘って、長距離ドライブへGO!

 家事に仕事に学校行事と超多忙な愛妻のスケジュールを確認すると、この週末は今月で唯一時間が空いているようだ。こりゃ幸い、さっそくドライブデートに誘い出そう。もちろんいつものように行き先は言わず、とりあえずドライブへ出発!

 今回はクルマに交換用のエコピア4本を積んでいることもあり、さすがのカミさんもなにやらタイヤ関連のテストドライブだということには気がついているらしい(笑)。自宅を出発して、また行き先はナイショなのね~などと談笑していると、さっそく「あらっ……これは全然違うわね、とってもナメラカな気がするよ」とカミさんから感想が。ここだけの話、愛妻はクルマにはあまり興味が無いのだが、レグノへ履き替えたことはすぐに分かったようだ。

 いつものように最寄りのパーキングエリアでおそばを食べ、首都高速から東名自動車道へ走る。しばらくすると、ポツリポツリと雨が降り出してきた。途中夕食の休憩と日帰り温泉を楽しみつつ、さらにクルマを走らせる。

連載をお読みの皆さまにはもうおなじみ!?の、首都高速川口パーキングエリア、と、かきあげ天玉そば。おそばを食べて、交通情報を確認して、コーヒーを買って出かけるのが我が家流
出発してまもなく、予報どおりぽつぽつと雨が降り出した
夕方、ちょっと薄暗くなってきた頃から雨脚が強くなるが、レグノの強化されたウェット性能なら安心してドライブできる
これまた予報どおり、日が暮れる頃には雨脚が弱まった
というわけで、晩ご飯(笑)。筆者はウナトロで精を付け深夜走行に備え、カミさんは塩ラーメンでさっぱりと
ドライ路面とウェット路面、一部豪雨を含めたおよそ600kmのドライブを経て目的地に到着!さすがはレグノ、安心快適で疲労感も無し

琵琶湖と京都でドライブテストを敢行

 おはようございます!ここはどこでしょう?

 というわけで、琵琶湖のほとりのホテルに到着。ホテルの協力を得て、駐車場にNAOさん臨時ガレージをセッティング。迅速なタイヤ交換作業ができるよう、ガレージフロアジャッキ、電動インパクトレンチ、トルクレンチ、輪留めなどの工具、そしてタイヤ4セットを車内に積み込んでドライブしてくる宿泊客はなかなか珍しいらしい(笑)。

 まずはレグノを装着したまま京都の町並みを軽くドライブ散歩しつつ、和風カフェで朝ご飯。

 京都近辺は家族ドライブ旅行でなんども訪れていることもあり、「今回はどの辺に行くの?」とカミさんから質問。「今回は、2セットのタイヤで同じ道を2回ずつ走るドライブね」という回答の意味はよく分からなかったようだが、状況は飲み込めたようだ(笑)

おはようございます!さわやかな朝、さわやかな琵琶湖、澄み渡る部分的な青空!優雅に鯉の餌やりをしつつ、特設ガレージでの作業をスタート
パッと見ると車中泊セットに見えるが、今回は車中泊ドライブでは無く「タイヤと一緒ドライブ」。こういうときも、ミニバンの広い室内はありがたい
いつ来ても、どこを歩いても美しい京都。通り雨がちょっと地面を濡らし、より風情を醸し出している
京都らしい、オシャレな雰囲気の和食カフェで朝食を。ちょっと変わった……2往復テストドライブのルート打ち合わせをしつつ(笑)

快適ドライブ。エコピアで十分……!?

 一旦ホテルに戻り、さっそく特設ガレージでエコピアにタイヤを付け替える。レグノで快適長距離ドライブを楽しんだ翌朝一番の力仕事はなかなか大変ではあるが、しっかり心を込めて作業をする。

 ホテルから整備の整った国道161号まで走る一般道、1つ目の交差点に差し掛かるまでも無く「なんだか……クルマが重い感じがするね」とカミさんがポツリ。確かに筆者も、レグノに比べてアクセル踏み込み量が多いと感じつつ比較的まっすぐ開けた国道161号を制限速度の60km/hで走る。

 何とも言えない、細かな振動のようなものを全身で感じるのだが、もしかしたら筆者のタイヤ組み付けが下手でセンターが出ていないのかも、と色々考えつつ、京都南インターから京都東インターなど、予定したルートをひととおり走りホテルに戻る。念のため、もう一度ジャッキアップしてタイヤを組み付け直して近所を走ってみたのだが、やはり印象は変わらず。

 決して不快ということは無く、ハンドリングもシッカリしているし、騒音もそれなりに抑え込まれているし、普通に「快適」と言えるエコピア。だが、レグノと比べるのは少々無理があったようだ。気のせい、プラシーボ、寄る年波の疲れなど、いろいろ考えられるので(笑)、もう一度レグノに履き替えてテスト走行してみる。

朝一番のタイヤ交換作業を終えて、エコピアでドライブに出発。空は快晴、気持ち良いドライブ日和、普通に快適に走行できた
奥比叡ドライブウェイでワインディングロードも走ってみる。普通にハンドリングも上々だし、エコピア特有の転がり抵抗の低さも感じる
満面の笑み、と言いたいところだが、一度レグノを履いてしまっているのでちょっと物足りない感じが顔に出ている様子
エコピアも十分良いと思うけど、やっぱり……(以下、主婦の脳内でいろいろ計算が進む

レグノの「進化した快適さ」をハッキリ体感!

 再びホテルに戻り、再びレグノに履き替える。ホテルにはもちろん説明済みだが、さすがに「よくやりますねぇ(笑)」という視線を感じつつも汗だくでタイヤ交換。カミさんにはその間ホテルで休憩してもらい、次のテストへの英気を養う。

 琵琶湖のほとりを徐行運転し、一般道へ。

 うん。全く違う。違いすぎる。

 筆者も、カミさんも、あまりにも「ハッキリ」と体感できるほどの快適さの違いに息をのむ。

 繰り返しになるが、エコピアも「十分快適な基準性能」を持っていることを強調しつつ、だが、レグノはハッキリ言って全く別物の素晴らしさ。

 走り出しの「ナメラカ」さ、コーナリング時のステアリングの「シッカリ」さ、ブレーキングして停車するときの「シットリ」さ、そして圧倒的な静粛性と、「快適な音質」と言えるロードノイズ、耳に聞こえる聞こえないを問わず良く抑え込まれている「幅広い周波数」。

 あのカミさんですら、「いや~、ここまでハッキリ違うと、テストにならないんじゃない?」と逆に心配するほど、レグノの快適性は圧倒的だった。

 筆者のヴェルファイアは超静音仕様を目指してDIYで頑張っていることもあり、すり減ったエコピアを装着しているときでも、特にタイヤノイズがうるさすぎると感じることは無かった。だが、レグノに履き替えた今となっては、もう元に戻れない。

 カミさんの愛車ヴィッツにレグノを取り付けたときは、「コンパクトカーだから差が分かりやすいよね」と話していたのだが、静音化改造を施した大型ミニバンでも、いや、車室内が広い大型ミニバンだからこそ、レグノ GRV IIの快適性はより際立つ。特に3列目の静かさ、快適性は特筆に値する。こりゃ~たまげたぞ!

 ビックリしすぎてお腹が空いたね、ということで、ここでご飯休憩。普段から話し好きな我が家だが、タイヤの話で盛り上がるという機会は珍しい。

琵琶湖に面するホテル前の道路はかなり狭いのだが、何度も何度もぐるぐる往復することに(笑)
再びレグノ GRV IIを装着した愛車ヴェルファイア。実に頼もしい姿
先ほどエコピアで走ったルートを、再びレグノで走る。その圧倒的な快適性にビックリ!
普段はヴェルファイアを運転しないカミさんだが、今回はテストということで両方のタイヤを運転してもらった。うちのカミさんが「ぜんぜん違う!」と言うのだから、これは間違いない(笑)
レグノを履いてドライブしていると、テストだということを忘れて景色の話や食べ物の話に花が咲く。本物の快適性能というのは、そういうことなのかも知れない
せっかくのドライブだから、ちょっと美味しいものを食べつつ。レグノのおかげでドライブが快適なので、より美味しく感じられるぞ(個人の感想です)
こちらもお約束……(笑)

圧倒的なレグノの快適性を、動画とグラフで比較

 筆者とカミさんがビックリしたレグノの快適性を、どうやったら読者のみなさんにも共有できるのか。許されるなら、読者の皆さん一人ひとりをドライブ比較に招待したいところだが、それは不可能。というわけで、今回は、ヴェルファイアの1列目と3列目それぞれに撮影用カメラと騒音測定器とノートPCを設置し、走行中の「音質」と乗り心地をお伝えするべく動画を製作してみた。

 画面左側のレグノの走行シーンを、右側にエコピアの走行シーンをそれぞれ配置し、スピードメーターと、3列目の収録音をスペクトラムアナライザーで波形化したものを合成し、できる限り同じスピードで同じルートを走っているが、付近を走行するほかのクルマなどによる暗騒音もあるため、「参考」としてご覧頂きたい。

太めの突っ張り棒とウレタンクッションを使い車内前後に柱を用意し、そこにカメラ EOS MとUSB出力付きデジタル騒音計 AR-834を固定
左側がレグノ、右側がエコピアの走行画面。周波数グラフを見ると、レグノのほうが低周波騒音などをよく吸収していることが分かる。FFT計測にはフリーウェアのWaveSpectra V1.51を使用。ぜひ動画もチェックしてほしい
■[テスト条件]
・タイヤ銘柄:ブリヂストン REGNO GRV II/タイヤサイズ:215/60R17 96H/空気圧:240kPa/速度:40km/h加速~80km/h/試験車輌:トヨタ ヴェルファイア DBA-ANH20W-NFXQK 2400cc 前輪駆動/試験路面:名神高速道路 京都南IC~京都東IC 合流加速から走行車線/計測方法:各々の路面を走行した時に発生するタイヤ音を測定。騒音計で評価車輌座席1列目の耳傍の音圧と、3列目の耳傍の音圧を測定/ムーンルーフ 前後ともに閉/カーテン 全て開けて束ねた状態/エアコン 運転席ON 設定温度24.5℃ 風量最弱 吹き出し口は上部と足下、助手席ON 設定温度24.5℃ 風量最弱 吹き出し口は上部と足下、後席ON 設定温度24.5℃ 風量最弱 吹き出し口は上部と足下/撮影方法:キヤノン EOS Mによる録画および内蔵マイクによる録音 /FFT計測にはフリーウェアの高速リアルタイムスペクトラムアナライザー「WaveSpectra」V1.51を使用

・タイヤ銘柄:ブリヂストン ECOPIA EX20 RV 215/60R17 96H/タイヤサイズ:215/60R17 96H/空気圧:240kPa/速度:40km/h加速~80km/h/試験車輌:トヨタ ヴェルファイア DBA-ANH20W-NFXQK 2400cc 前輪駆動/試験路面:名神高速道路 京都南IC~京都東IC 合流加速から走行車線/計測方法:各々の路面を走行した時に発生するタイヤ音を測定。騒音計で評価車輌座席1列目の耳傍の音圧と、3列目の耳傍の音圧を測定/ムーンルーフ 前後ともに閉/カーテン 全て開けて束ねた状態/エアコン 運転席ON 設定温度24.5℃ 風量最弱 吹き出し口は上部と足下、助手席ON 設定温度24.5℃ 風量最弱 吹き出し口は上部と足下、後席ON 設定温度24.5℃ 風量最弱 吹き出し口は上部と足下/撮影方法:キヤノン EOS Mによる録画および内蔵マイクによる録音/FFT計測にはフリーウェアの高速リアルタイムスペクトラムアナライザー「WaveSpectra」V1.51を使用

後編もお楽しみに!

 さて、素晴らしい「基準」タイヤのエコピアと、「スゴすぎる快適」タイヤのレグノ。後編ではレグノに搭載された新技術を紹介するとともに、一般道市街地、一般道バイパス、高速道路、ワインディングロードとさまざまな条件を走行して録画・測定した動画を紹介する予定だ。こうご期待!