パナソニックの最新型ナビ「ストラーダ CN-F1D」が登場。インプレスの中の人によると「かなりインパクトがある」とのことだったので、興味津々なワタクシ。また、以前に「ストラーダ 美優Navi CN-RX02WD」を使ったとき、かな~り好印象でした。ので、「次のナビはストラーダにしよう♪」と考えていたワタクシとしては、その最新型をゼヒ試してみたい~!
てなわけで、その「インパクト大」の最新型ストラーダこと「CN-F1D」を使ってみることに。そうだ、季節もイイ感じに春なので、ここは一発、最新型ストラーダでドライブ&フィッシング&バーベキューでも楽しんじゃおう♪
春のアウトドアを楽しむべく、目的地はフィッシング&バーベキューも楽しめる「ベリーパーク イン フィッシュオン! 鹿留」へ |
そして早速、最新型ストラーダ搭載車に乗ったら即ビックリ!! でか!! 画面でかっ!!!!
そうなんでした、最新型ストラーダ「CN-F1D」の画面は9V型。カーナビ画面としては最大クラスの画面サイズなんです♪
でも……このクルマってフツーの乗用車ですよね!? そもそも、こういう画面サイズのカーナビを装着するのが無理な車種じゃないのかな?
ちょっと説明しますと、カーオーディオやカーナビを装着するクルマ側部分(ダッシュボード中央)は「DIN(ディン)規格」でいちおう統一されています。具体的には、幅は18cmで、高さは5cm(1DIN;ワンディン)や10cm(2DIN;ツーディン)となっています。なので、モニター外形サイズが24×14.1cmの最新型ストラーダ「CN-F1D」は、DIN規格よりずいぶん大きいナビ。DIN規格対応のフツーの乗用車には装着できない気がしますが……。
ちなみに、市販されている大画面カーナビは、基本的に「特定車種のみに対応」しているものばかり。「大画面カーナビ使いたいからボクのクルマに取り付けよう!」とか思っても、乗っているクルマが対応車種でないと装着できません。ウン万円するアダプターの類を使えば取り付け可能の場合がありますが、これも「アダプターの対応車種」があったりします。強引に取り付けることもできはしますが、クルマ側のパネル等々を切削加工する必要があるなど、イロイロとタイヘン。要するに「フツーのクルマに9インチなどの大画面ナビを取り付けるのは、特定車種以外だと無理、あるいはミョーにお金がかかったり苦労したりする」というのが現状でした。
ところが最新型ストラーダ「CN-F1D」の場合、2DIN対応。現在のところ、検証したクルマの約90%の144車種に装着することがデキちゃうんだそうです。なるほど!! だからこのフツーの乗用車に、どデカ画面の最新型ストラーダ「CN-F1D」がスッキリと装着されているのか~!
でも、しかし、どうやって? ……構造を見ると、2DINユニット部はクルマに埋め込まれていますが、そこから画面を支えるマウントが出ています。そして、そのマウントに画面が搭載されているという感じ。なるほどなるほど~、こういう構造だから、多くのフツーの乗用車に搭載できるってわけですな。これならもう「大画面ナビ欲しいけどボクのクルマは対応車種じゃない……(泣)」みたいな残念さとはオサラバ。ヒッジョーによい構造だと思いました。ていうか凄いよコレ! インパクト大っすよ! ちょっとした「革新」ですよコレは!
CN-F1Dはこんな感じで、マウントを使って飛び出すように装着されるのです!! 凄いッ!! |
などと、出掛ける前から最新型ストラーダ「CN-F1D」に軽く感動したワタクシ。ともかく、さあさあ、出発しましょう♪
最新型ストラーダ「CN-F1D」に道案内してもらいつつ走り始めると、スグに9V型大画面の利便を感じました。まず単純に、大きな画面は見やすくて快適です。
また、最新型ストラーダ「CN-F1D」の場合、ダッシュボードの本体ユニットから5cm程度、画面がコチラ側へ出ています。ので、9V型とは言っても、体感的には10インチくらいの画面に見えます。以前、9V型の大画面ナビを搭載したレンタカーに乗ったことがあるんですが、それよりずっと大きい画面という感じがします。
ちなみに、一般的なカーナビの画面サイズは7V型。それと比べると、9V型画面は約1.7倍の面積があります。そして、上記のとおり5cmも手前に出ているので、すべての情報や表示がヒッジョーに「見やすく読みやすい」という感じ。実際、運転中に画面表示が読みづらいゆえ「一瞬顔をナビ画面に近づけて読もうとする」ようなコトは一切ありませんでした。「画面に視線をやれば、すべての情報が見えるし読める」という感覚です。
それと、最新型ストラーダ「CN-F1D」の場合、画面が大きくなっても、UI全般は従来のストラーダシリーズとほぼ同じ。表示全体が大きく視認性が高く、画面上のボタン類も大きかったりします。
また、上記のように画面が5cm程度前に出ています。画面はタッチ操作部ですから、それがドライバー側に5cmも近いと、すんごく操作しやすいです♪ 感覚的には、腕を無理に伸ばさず姿勢も変えず、ラクにナビを操作できる、みたいな。
もうひとつ、画面前面には物理的なボタンが一切ないスッキリした美しいデザインになっています。物理的なボタンは画面端上面にあり、覗き込まないとどのボタンがどの機能かわからない感じ。最初「これらの物理的なボタンは操作しにくいかも!?」と思いましたが、実際は指先の感覚だけで操作できます。というのは、MENUボタンには直線的な突起があり、ボリューム調節ボタンには丸型の凸凹があるので、指先の感覚だけで直感的に操作できるんです。ちなみに画面周囲の銀色の部分はアルミ製。全体的にシンプルなデザインですが高級感もあり、しかも物理ボタンの操作性が良好で、とてもよくできていると感じました。
物理的なボタンは本体右上に配置。MENUボタンには直線的な突起があり、直感的に操作できます |
ちなみに、最新型ストラーダ「CN-F1D」の画面部分は、画面の向きと高さを微調整できます。向きはマイナス20度から60度の範囲で、高さは3.2cmの幅でクルマに合わせて自由な位置に調整可能。なので、単純なトコロでは、直射日光がナビ画面に当たって反射して見にくいようなコトも一発で解消できます。エアコン吹き出し口の近くに画面が位置する場合でも、画面の高さを調節すれば、エアコンからの風が妨げられることもありません。これならどんな車種でも快適に使えそう。
こんな感じで画面の角度を自由に調整できます | ||
また、こんな感じで画面を上下にスライドすることもできます。強烈な西日で画面が見にくいときに便利かも! |
非常に高い自由度で動かせる画面ですが、試用開始直後は少々心配がありました。それは「画面がダッシュボードに埋め込まれていないので、走行中の振動で傾いたり、揺れて画面表示が見にくくなったりしないのかな?」ということ。しかし、結果から言えば、傾いたり振動したりすることは全然ありませんでした。ちょっとした山道も走ったんですけど、無問題。この画面、「フローティング構造」というそうですが、耐久性と防振性を十分考慮して開発されたということです。
なるほど~、最新型ストラーダ「CN-F1D」の画面、かなりイイですな~♪ 物凄い欲しくなってきたかも! などと喜んで走行していたら、外は、まさかの、雪!! ユキ!! スノー!! 時々ブリザード!! マジですか~勘弁してくださいよ~。今日ってフィッシング&バーベキューの予定なんですがっ! ……あ、積もってきている。
現地到着!! って、白くないですか!! なんと季節外れの雪!! |
でも大丈夫。最新型ストラーダ「CN-F1D」もAV機能がシッカリ凄いんです。たとえばブルーレイ対応なので、家で録画した番組や市販の映画など動画コンテンツをバッチリ再生できます。当然、CDやDVDにも対応。オプションのカメラ付きリアモニターを使えば、走行中に後部座席をエンタテイメント空間にし、同乗者やお子様を楽しませることもできなすな♪
サウンドもかなり凄いです。こだわり抜いたパーツで構成された「ストラーダ・サウンドエンジン」と「音の匠」により、聴けばすぐわかる「秀逸な音質」があります。とりわけ「音の匠」は驚けるレベルの音のよさが感じられ、たとえばいつも聴いている音楽CDを再生しても「えっ、このCDにこんな音が収録されていたの、知らなかった!」みたいな発見とともに高音質を堪能できます。BDハイレゾ再生にも対応しているので、車内で思いっ切りハイレゾ音楽を堪能することもできます。
スマホ連係にもガッツリ対応。スマートフォン用アプリ「Drive P@ss」を使えば、ニュースの閲覧やスマートフォン内の音楽再生などをナビで操作&ナビで楽しめます。スマートフォンの画面を最新型ストラーダ「CN-F1D」の大画面にそのまま映すミラーリングもできますので、旅先で撮った動画や静止画をみんなで楽しんだりもできますな。
また、Android Autoにも対応。Bluetooth接続によるハンズフリー通話に対応するほか、USB接続すれば最新型ストラーダ「CN-F1D」の大画面上でAndroid Auto各種機能を操作することもできます。
iPhoneなどiOS端末のBluetooth接続やUSB接続にも対応。Bluetooth接続の場合はAAC対応で、非常に高音質のサウンド再生が行えます。もちろんハンズフリー通話にも対応。USB接続するとデジタル接続となるのでより高音質であるほか、最新型ストラーダ「CN-F1D」の大画面上に楽曲のアートワークを表示できたり、動画の再生が可能となります。
Android Autoにも対応予定 |
さらにSDメモリーカードやUSBメモリーにも対応しています。それらメモリーに入れた音楽や動画、静止画などを車内で楽しめるってわけですな。
と・い・う・わ・け・でっ、フィッシング&バーベキューに来たけど大雪になっちゃったという場合でもOK! 最新型ストラーダ「CN-F1D」を使い、雪見ドライブ&オーディオ・ビジュアル堪能で楽しい! のですが、春だし……これで快晴だったらもっとイイかも!
はい、釣り場に到着! いや~最新型ストラーダ「CN-F1D」は快適ですわ~♪ ナビ表示は見やすいし、分岐などのグラフィックはわかりやすく視認性も抜群。音声案内も的確で、まったく迷わず目的地に到着。注意喚起表示なんかも気づきやすくナイスタイミングで行われるので、安心感とともにドライブできますな。
相変わらずナビ表示は見やすいです | ||
注意喚起表示のポップアップも絶妙なタイミングで出てきます |
……でも外は雪。見上げると雪山があったりするんですけど~。でもせっかく来たんだからフィッシング! 雪の中でなんとかレインボートラウトさんをキャッチし、記念写真でハイチーズ♪ 暖を取りつつのバーベキューもやっちゃいました~♪
雪のなかでも釣れました♪ |
●撮影協力/ベリーパーク イン フィッシュオン! 鹿留
住所:山梨県都留市 鹿留1543 TEL:0554-43-0082
URL:https://www.sisidome.jp/
でもこれ以上のアウトドアアクティビティは激寒なので、最新型ストラーダ「CN-F1D」でドライブしましょう~というハコビに。後部座席の同行者にとっては、まったく知らない土地のドライブで、しかも雪なので、あんまり楽しめないかな~? と、思いきや。
もちろんバーベキューも敢行!! 豪快に焼きまくり~!! | ||
雪の中だってウマイっ!! |
その同行者からはこんな声が───「あ~この横の川って鹿留川なんですか」「こんなところにグラススキー場があるのか~」みたいな。え? なんで知ってんですか!?
後部座席から、ダッシュボードの最新型ストラーダ「CN-F1D」の大画面がよく見えるんだそうです。地図上の地名等々もハッキリ見えるとのこと。なるほど、大画面だと車内にいる全員がナビ表示を見ることができるんですな~。これも大画面のよさかも♪
てな感じの最新型ストラーダ「CN-F1D」。ストラーダシリーズはカーナビとして完成度が高いわけですが、オプション類の追加でさらに利便が増したりもします。たとえば、今回は使いませんでしたが、オプションのフロントインフォディスプレイを装着すればドライバーが視線移動を最小限に抑えつつナビを利用できてより安全だったり、専用ドライブレコーダーを追加すればナビの操作だけでドライブの記念映像記録ができたり緊急時には自動録画が行われたりします。
でも、やはり痛感するのは画面サイズのよさ。9V型は大きく見やすく操作もしやすく、ホント快適です。やっぱり大画面は正義ですな~。また、最新型ストラーダ「CN-F1D」の場合、これまで特定の車種にしか搭載できなかった大画面ナビでしたが、これからはほとんどのクルマで最新大画面ナビのストラーダ「CN-F1D」を利用できるようになりそうですな。ヒッジョーにナイスなカーナビなので、興味のある方はぜひジックリとチェックしてみてください。
(スタパ齋藤)
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