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日産、燃費を改善する世界初の可変圧縮比エンジン「VC-T」量産化

パリモーターショーで9月29日12時30分(現地時間)に発表

2016年8月15日(現地時間) 発表

VC-T(Variable Compression - Turbocharged)は、エンジンの圧縮比を14:1(高効率用)から、8:1(高速用)までシームレスに変化することが可能

 インフィニティ(日産自動車)は8月15日(現地時間)、可変圧縮比エンジンを量産化した世界初となる「VC-T(Variable Compression - Turbocharged)」を、2016年のパリモーターショーに出展すると発表した。

 VC-Tは、4気筒 2.0リッターターボガソリンエンジンとなり、ピストンの上
死点の高さを上下させる機能により、圧縮比を14:1(高効率用)から、8:1(高速用)までシームレスに変化することが可能という。

 同等の従来のエンジンよりも軽くコンパクトで、燃料消費量の削減など、騒音や振動レベルを含めたメリットがあるという。

 インフィニティのローランド・クルーガー氏は「この画期的なVC-Tの技術は、内燃機関の効率を次の段階に進める革新的なもの。効率の高さと同時に高性能なターボガソリンエンジンのパワーを提供します」とコメントしている。

 なお、同技術に関する詳細は、9月29日12時30分(現地時間)からパリモーターショーで開催される記者会見で発表予定。

4気筒 2.0リッターターボガソリンエンジン「VC-T」