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WTCC日本ラウンド、予選はシトロエンがトップ3を独占

スポット参戦の道上龍選手は予選Q2進出ならず

2016年9月3日~4日 開催

「メインレース」のポールポジションを獲得したホセ・マリア・ロペス選手がドライブする37号車「シトロエン CエリーゼWTCC」

 栃木県茂木町のツインリンクもてぎで9月3日、「2016 FIA 世界ツーリングカー選手権シリーズ JVCKENWOOD 日本ラウンド」の公式予選が行なわれ、37号車「シトロエン CエリーゼWTCC」のホセ・マリア・ロペス選手が、明日の決勝日で行なわれる「メインレース」のポールポジションを獲得した。

 15時からQ1、Q2、Q3と行なわれた予選結果では、予選2番手に68号車「シトロエン CエリーゼWTCC」のイヴァン・ミューラー選手、予選3番手に25号車「シトロエン CエリーゼWTCC」のメディ・ベナーニ選手と続き、シトロエン勢がトップ3を独占した。

68号車「シトロエン CエリーゼWTCC」のイヴァン・ミューラー選手
25号車「シトロエン CエリーゼWTCC」のメディ・ベナーニ選手

 前戦の第8戦アルゼンチンラウンドまでにドライバーズポイントを284ポイント獲得しているロペス選手は、ここツインリンクもてぎでチャンピオンを獲得する可能性も出てきた。

 予選後の会見で、ロペス選手は「レースはタフな戦いになると思う。リバースグリッドでも大変だと思うので、それを上手に僕らしくやりたいと思っている。昨年の結果を振り返ると、レース途中でリタイヤとかもあったので、今回は慎重にして、できればここで勝利を獲得したい」と意気込みを話した。

ツインリンクもてぎで3回目のチャンピオンが決定する可能性が出てきたホセ・マリア・ロペス選手

 一方、WTCC日本ラウンドに34号車「ホンダ シビックWTCC」でスポット参戦する道上龍選手は、公式練習1回目で1分58秒998、2回目に1分59秒028を記録。予選Q1では自己ベストとなる1分57秒971を記録したものの15番手に終わり、12台で争われるQ2には進出ならず。

34号車「ホンダ シビックWTCC」でスポット参戦する道上龍選手

 WTCC初挑戦となる道上選手は、FF車ならではの乗り方やラインどりに戸惑ったと言い、「走らせ方やラインどりが自分のイメージとは違っていて、エンジニアからは『こういう走りをしろ』と言われているが、それができなくてもどかしく感じているところ。でも、自分のなかでは楽しめたと思う。明日は後ろからのスタートですが、世界のトップドライバーの走りを見ながら、2回レースがありますので、自分のなかでいろんなものを学んで生かせたらいいと思う」とコメントした。

道上龍選手