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トヨタ、コメダ珈琲店、KDDI、コーヒー無料クーポンと交換できる「ながらスマホ運転」事故防止プロジェクト

愛知県内で利用できるスマホアプリ「Driving BARISTA」を提供開始

2016年9月20日 アプリ提供開始

 トヨタ自動車、コメダ(コメダ珈琲店)、KDDIの3社は9月20日、2016年秋の交通安全週間(9月21日~9月30日)に合わせて、「ながらスマホ運転」事故防止プロジェクトを開始すると発表した。同日よりスマートフォンアプリ「Driving BARISTA」の提供を開始して、愛知県における「ながらスマホ運転」による事故の低減を目指した取り組みを開始する。

Driving BARISTA 〜ながらスマホ運転をやめてハッピーなドライブを。〜

 現在、愛知県では2015年の人身事故件数が4万4369件発生しており、交通事故の低減が課題となっているとともに、自動車運転中の携帯電話使用等違反の検挙数についても県内で5万101件発生しており、「ながらスマホ運転」の増加も問題となっている。

 今回提供される「Driving BARISTA」は、運転中にスマホ画面を伏せた状態の走行距離を計測して、走行した距離が100km分(2回目以降は200km毎)蓄積されると、愛知県内の「コメダ珈琲店」でブレンドコーヒーまたはアイスコーヒーと交換できるクーポンを入手できるというもの。

 走行距離の計測対象は愛知県周辺となり、走行距離蓄積期間は9月20日~10月6日、コーヒー引換期間は9月20日~10月31日となっている。

 アプリ開発を担当する、KDDI CSR・環境担当役員の土橋明氏は「“ながらスマホ”防止の啓発活動は継続して実施してきたが、3社で取り組むことで愛知県の課題解決につなげていきたい。今回のDriving BARISTAは、スマホを単純に禁止するのではなく、発想を変えて、新しい体験価値提供を通じて事故防止に貢献していきたいという思いで開発した」とコメントしている。

 自動車メーカー、通信、飲食が連携してアプリを活用した交通安全の取り組みを実施するのは日本国内初の試みといい、誰でも参加しやすい形の運転事故低減につながる啓発活動に取り組むことで、愛知県内の交通安全を推進していくとしている。