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住友ゴム、DUNLOPブランド事業を英SDIから約161億円で買収

タイヤ事業は、欧米やインド、豪州等を除きDUNLOP商標権の所有権者に

2016年12月27日 発表

 住友ゴム工業は12月27日、英国SDI(Sports Direct International plc:スポーツダイレクトインターナショナル)から、海外の「DUNLOP」商標権とDUNLOPブランドのスポーツ用品事業、ライセンス事業を買収することで合意したと発表した。

 買収金額は約161億円(137.5百万ドル:1ドル=117円換算)。事業の買収と買収後の運営は、住友ゴムとスポーツ事業子会社であるダンロップスポーツが共同で設立する新会社「ダンロップインターナショナル」が行なう。

 今回の買収により同社グループは、タイヤ事業では欧米やインド、豪州等を除き全世界のDUNLOP商標権の使用権者(ライセンシー)から所有権者(ライセンサー)となる。

 また、スポーツ事業と産業品事業では、今後は全世界でDUNLOPブランドの商品を展開できることになり、SDIが行なっているDUNLOPブランドのスポーツ用品を製造・販売するスポーツ用品事業とDUNLOPブランドのライセンス事業も買収した。

 今後については、グローバルにDUNLOPブランドの価値向上を図るとともに、スポーツ事業、ライセンス事業のさらなる発展・拡大に取り組んでいくとしている。

 なお、DUNLOPブランドのタイヤ事業については、グッドイヤーが米国、カナダ、メキシコの補修用タイヤ市場および非日系自動車メーカにダンロップブランドタイヤを排他的に販売する権利を保持。欧州についても、グッドイヤーが新車用・補修用の両タイヤ市場でダンロップブランドタイヤを排他的に販売する権利を保持している。