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【レッドブル・エアレース千葉 2017】室屋義秀選手が母国開催2回目の優勝。2017年のポイントランキングトップに
2017年6月5日 08:12
- 2017年6月3日~4日 開催
6月4日に開催された「レッドブル・エアレース千葉 2017」(レースエリア:千葉県立幕張海浜公園)の決勝レースで室屋義秀選手(No.31 チーム ファルケン)が優勝。2016年の千葉大会続いて2連覇を果たした室屋選手が、決勝後の記者会見で優勝した感想などを話した。
決勝日の6月4日は、13時から14名のパイロットによる対戦「Round of 14」、その勝者7名と敗者の中から最速タイムを記録した1名を加えた対戦「Round of 8」、その勝者4名の中から最後に優勝者を決定する「Final 4」が実施された。
上位4名のパイロットがタイムを競うFinal 4では、室屋選手が最初にアタックして55秒288を記録。続いて、Round of 14の室屋選手とのバトルで0秒007差となったペトル・コプシュタイン選手(No.18 チーム シュピールベルグ)が2番目にアタックして55秒846を記録した。
そして、ポイントランキング上位パイロットのアタックが続くが、マティアス・ドルダラー選手(No.21 マティアスドルダラー レーシング)が57秒943、マルティン・ソンカ選手(No.8 レッドブルチーム ソンカ)が56秒533と、室屋選手のタイムを超えることができず、室屋選手の優勝が決定した。
会見で室屋選手は「まずは、チーム、家族、スポンサー、このエアレースを日本に持ってきたオーガナイザー、皆様に感謝したい。9万人のファンが集まるということで、それをプレッシャーとして感じるか、応援として受け取るかは自分次第で、僕にとっては声援としてとらえていたので、それがうまく作用した」と感想を話した。
室屋選手は、第2戦のサンディエゴに続いて2017年シーズン2勝目を果たし、第3戦終了時のポイントランキングでトップになった。室屋選手の目標であるシリーズチャンピオンの実現に大きく近づいたことになる。
シリーズチャンピオンに向けて、室屋選手は「第3戦が終わったところで残り5戦あり、残りのレースが多い状況でポイントがまだまだどうなっていくのか分からない。この先、全部勝てるとは思っていないが、残りのレースもファイナル4にいることでポイントが自然とたまっていくので、甘いことを考えずにコンスタントにいいレースを続けていくことが大事」との考えを話した。
また、母国開催ではインタビュー対応などで時間を取られ、これまでの参戦選手の例を見ても優勝は難しいというが、室屋選手は「パイロットとしてはただ動くだけというのが理想であるが、こうやってしゃべらせてもらってファンの方に来てもらうのも大きな役目の1つで、すごく楽しんでやっています。それらをハンドリングしていくのが難しいシチュエーションも実際にはありましたが、(母国での優勝が)2回目がうまくいったので、なんとなくコツがつかめたので3回目もうまくいくんじゃないかな」と、母国開催3連覇へ意欲を見せた。
第3戦千葉大会ファイナルリザルト
Final 4
1位:室屋義秀選手(No.31 チーム ファルケン)
タイム:55秒288
2位:ペトル・コプシュタイン選手(No.18 チーム シュピールベルグ)
タイム:55秒846
3位:マルティン・ソンカ選手(No.8 レッドブルチーム ソンカ)
タイム:56秒533
4位:マティアス・ドルダラー選手(No.21 マティアスドルダラー レーシング)
タイム:57秒943
Round of 8
5位:マイケル・グーリアン選手(No.99 チーム グーリアン)
タイム:55秒018
6位:マット・ホール選手(No.95 マット ホールレーシング)
タイム:57秒295
7位:ピート・マクロード選手(No.84 チーム マクロード)
タイム:DFN
8位:カービー・チャンブリス選手(No.10 チーム チャンブリス)
タイム:DNF
第3戦終了時のポイントランキング
1位:室屋義秀選手(No.31 チーム ファルケン)
2位:マルティン・ソンカ選手(No.8 レッドブルチーム ソンカ)
3位:マティアス・ドルダラー選手(No.21 マティアスドルダラー レーシング)
4位:ペトル・コプシュタイン選手(No.18 チーム シュピールベルグ)
5位:ピート・マクロード選手(No.84 チーム マクロード)
6位:マイケル・グーリアン選手(No.99 チーム グーリアン)
7位:フアン・ベラルデ選手(No.26 チーム ベラルデ)
8位:ピーター・ポドランセック選手(No.37 ピーターポドランセック レーシング)
9位:カービー・チャンブリス選手(No.10 チーム チャンブリス)
10位:ニコラス・イワノフ選手(No.27 チーム ハミルトン)
11位:マット・ホール選手(No.95 マット ホールレーシング)
12位:クリスチャン・ボルトン選手(No.5:クリスチャンボルトン レーシング)
13位:ミカエル・ブラジョー選手(No.11 ブライトリング レーシング チーム)
14位:フランソワ・ルボット選手(No.12 FLV レーシング チーム)