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新日鐵住金、鉄鋼素材で30%軽量化など次世代自動車構造コンセプト“NSafe-AutoConcept”を構築

EVなどに向けた車体設計ソリューションなど「オートモーティブワールド」に出展

2019年1月9日 発表

 新日鐵住金は、EV(電気自動車)などに向けた次世代自動車構造コンセプト“NSafe-AutoConcept”を、東京ビッグサイト(東京都江東区有明)で開催される「第11回 オートモーティブワールド」(1月16日~18日)に出展。鉄鋼素材のみで約30%の軽量化を実現するという車体設計ソリューションなど、その要素技術を公開する。

 同社の次世代自動車構造コンセプト“NSafe-AutoConcept”は、次世代自動車やその各パーツに求められる性能を想定して、各部材の機能を高めることで、軽量化ソリューションを中心に、燃費や電費性能から、衝突安全性能、走行性能や音振動・静粛性能まで、自動車全体の付加価値の向上策を提案するもの。

 具体的には、鉄鋼素材のみで約30%の軽量化を達成した車体設計ソリューションの提案や、引張り強度が2.0GPaまでのハイテンなどの素材の使用など、部品構造の設計条件に踏み込んだソリューション提案など、新日鉄住金グループ総合力を示すものとなる。