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スーパー耐久に「シビック TYPE R」が参戦 開発責任者の柿沼秀樹氏ら社内有志チーム結成

「ST2クラス」に「Honda R&D Challenge」が参戦

2020年9月8日 発表

2020 シビック TYPE R。カラーリングは暫定

 本田技研工業の自己啓発チーム「Honda R&D Challenge」は9月8日、「2020 シビック TYPE R」で2020年スーパー耐久シリーズ「ST2クラス」に参戦すると発表した。

 同チームは、ドライバーにシビック TYPE R(FK8)開発責任者の柿沼秀樹氏、ニュルブルクリンクドライビングインストラクターの木立純一氏、インテリア設計エキスパート 社内自己啓発レースチーム TAC 所属の望月哲明氏といった、シビック TYPE R 開発メンバー、モータースポーツに関心のある従業員、人材育成担当が合流して、有志で立ち上げた自己啓発プライベートチーム。

ドライバーラインアップ

 スーバー耐久でのエントラント名は「Honda R&D Challenge」、チーム代表は木立純一氏で、車両名称は「Honda R&D Challenge FK8」、カーナンバーは「743」。

 参戦車両は、2019年のスーパー耐久シリーズのツインリンクもてぎのレースにチャレンジした「2017 シビック TYPE R」から、「2020 シビック TYPE R」に変更し、2019年同様にできる限り量産仕様で参戦するコンセプトを受け継いでチャレンジするとしている。

 なお、同チームの活動においては、ホンダのDNAであるモータースポーツを体現する活動を行ない、チャレンジング・スピリッツの醸成、スポーツカー開発への知見を養い次世代に繋げていく人材育成を目標にしている。

 また、ホンダのモータースポーツはホンダの創始者である本田宗一郎氏の開発思想にあった“走る実験室”を目的に1955年の浅間火山レースから脈々と続いているとし、同活動も“ヒトづくり、クルマづくり、モータースポーツの発展”へ貢献することを目指しているとしている。