ニュース

ケータハム、10台限定の「セブン 小林可夢偉リミテッド・エディション」

シングルシーターで0-100km/h加速5.9秒のパフォーマンス重視モデル

「このクルマはすでに素晴らしい走りをするクルマだから、僕がデザインすることでもっと魅力的なクルマにしたい」と小林可夢偉選手
2014年6月1日受注開始

600万円

シングルシーターで「真のレーシングスタイル」を表現

 ケータハムカーズ ジャパンは、ケータハムF1 チームの日本人ドライバーである小林可夢偉選手デザインの日本限定モデル「小林可夢偉スペシャル・エディション」を10台限定発売する。6月1日から受注を開始し、価格は600万円。

 助手席部分をアルミニウム製トノーでカバーするシングルシーターのこの限定車は、セブン 250(レースパック付き)がベース。1.6リッターで125PSを発生するフォードシグマエンジンを搭載し、6速MTとの組み合わせで0-100km/h加速は5.9秒、最高速196km/hのスペックを持つ。フロントウインドーすら持たないスパルタンな外観では、ボディーカラーにブラックを採用し、つや消しブラックのストライプを設定。さらにフロント側のサイクルフェンダーには、セブンモデルとして初めてケータハムグリーン塗料を染みこませたカーボンファイバーを使用している。

 このほかにエクステリアデザインでは、リアのバルクヘッドにシングルシーター用ロールバーを備え、13インチの新型ダイアモンドカットブラックホイール、ポリッシュ・テールパイプなどを装着している。

ホイールは13インチの新型ダイアモンドカットブラックホイールを採用。リアのバルクヘッドにはシングルシーター用ロールバーを設置

 右側の運転席のみに限定されるキャビンは、シートにカーボンファイバー製のスポーツシートを使い、カーボンファイバー製ダッシュボード、アルマイト処理したシフトノブなどをグリーンとしている。また、ケータハムF1チームにフルハーネスを供給しているタカタ製の4点式シートベルトを採用する。

インパネにもケータハムグリーン塗料を染み込ませたカーボンファイバー製ダッシュボードを用い、メーターパネルやカーボン製のスポーツシートには「KAMUi」のロゴがデザインされる

 2014年初頭にシルバーストンサーキットで初めてケータハム セブンを走らせたとき、小林可夢偉選手はこのスペシャル・エディションについて「僕にとってケータハムセブンはとてもピュアなクルマ。セブンを走らせると、クルマに走らされているのではなく、自分がクルマを走らせている感覚がある。ケータハムF1 マシンでは何もかもが電子制御されているけれど、セブンに乗っていると本当の意味でクルマが理解できるし、ドライビングの楽しさがよく分かってくる。このクルマはすでに素晴らしい走りをするクルマだから、僕がデザインすることでもっと魅力的なクルマにしたい」と語っている。

小林可夢偉選手がテストドライブをしたうえで太鼓判を押したモデルとなっている

(編集部:佐久間 秀)