三菱電機、使いやすさを追求したメモリーナビ2製品
ナビ専用高速LSIを採用し各種操作を高速化。別売りでバックカメラも

メモリーカーナビNR-MZ10DT

2010年6月1日~発売
オープンプライス



 三菱電機は、2DINサイズのメモリーカーナビ「NR-MZ10DT」「NR-MZ10」とオプションのバックカメラ「BC-20」を6月19日に、12セグ/ワンセグ地デジチューナー「TU-30D」を6月1日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は次のとおり。

商品名型番価格(店頭予想価格)発売日
ワンセグ対応地上デジタルTVチューナー(1seg+12seg)標準装備 6.1V型モニター/CD内蔵メモリーカーナビゲーションシステムNR-MZ10DTオープンプライス(12万5000円前後)6月19日
ワンセグ専用地上デジタルTVチューナー(1seg)内蔵 6.1V型モニター/CD内蔵メモリーカーナビゲーションシステムNR-MZ10オープンプライス(10万円前後)
バックカメラBC-20オープンプライス(1万7000円前後)
ワンセグ対応地上デジタル TVチューナー(1seg+12seg)TU-30Dオープンプライス(3万7800円前後)6月1日
使用しているカーナビで地デジ視聴を可能にする12セグ/ワンセグ対応地デジチューナー

 NR-MZ10DT、NR-MZ10は、本体部のボタンを「電源/ボリューム」「MENU」の2つに簡素化し、カーナビとオーディオの操作をタッチパネル式6.1型モニターのアイコンに集約した。アイコンを大きくすることで、カーナビに初めて触る人でも操作しやすいものにしたと言う。

 アイコンは使用頻度の高いものを任意の場所に設置することで、ユーザーごとに使いやすい操作画面レイアウトに変更できる。メニュー画面のデザインはAタイプ/Bタイプの2種類で、Aタイプはカラフル、ピンク、ブルー、グレーを、Bタイプはピンク、ブルー、イエロー、グレーのそれぞれ4パターンを用意する。

 地図データは4GBのメモリーに収録し、ナビ専用高速LSIを採用したことで高精細な地図描写とともに「目的地検索」「地図スクロール」「地図の縮尺変更」といった各種操作を高速に処理する。カーナビ機能は、同社のHDDカーナビ「NR-HZ001シリーズ」の基本機能を継承した。

 AV機能では、NR-MZ10DTは12セグ/ワンセグの地デジチューナーを、NR-MZ10はワンセグチューナーを搭載。対応メディアはCD-R/RWだが、別売りの接続ケーブルでiPod/iPhoneと接続し、MP3/WMA/AACファイルの再生も可能。MP3/WMA/AACファイルは圧縮時に欠落した高域情報を、独自技術「soundia HD」で予測補完することで、オリジナルに近い音を再現すると言う。

 そのほか、別売りの専用バックカメラ「BC-20」を用意し、「ノーマルビュー」「ワイドビュー」「トップビュー」の表示画面から選択できる。

 ノーマルビューの水平視野角は140度で、後退時に左右の車両との距離感を把握する際に有効だと言う。ワイドビューの水平視野角は190度で、車庫入れ開始時に右隣り(または左隣り)の車両の左前部(または右前部)を確認する際に有効とした。トップビューは画像補正後、上方から見下ろしたような映像を表示し、後方直近にある障害物との距離感を把握する際に有効な表示画面としている。

 カメラはカラーのCMOSセンサーで、レンズ視野角は水平約190度、垂直約155度。解像度640×480ピクセルの画像を表示できる。サイズは約21×21×21mm(幅×奥行き×高さ)。重量は約26g。

ノーマルビューワイドビュートップビュー

(編集部:小林 隆)
2010年 5月 19日