ミシュラン、お気軽フランス料理店ガイド「ボンヌ・プティット・ターブル東京」発売
フレンチの敷居を下げる

左からビバンダム、デルマス社長、森田室長

2011年7月13日発売
2100円



 日本ミシュランタイヤはフランス料理店のガイドブック「ミシュランガイド ボンヌ・プティット・ターブル・東京」を7月13日に発売する。価格は2100円。同社は7月8日、発売を前に、都内で記者会見を開催した。

 レストランのガイドブックとして名高いシリーズで、「東京・横浜・鎌倉」「京都・大阪・神戸」に続く新刊。A5変形の版形と赤を基調とした装丁を踏襲する。

 既刊の2冊を含むミシュランガイドは、あらゆるレストランとホテルを対象としているのに対し、ボンヌ・プティット・ターブルはフランス料理店のみを紹介する。

 ボンヌ・プティット・ターブルは、すでにフランス、ベルギー・オランダ・ルクセンブルグ、スペイン・ポルトガルで発行されており、東京は第4弾となる。

 ボンヌ・プティット・ターブル・東京に掲載されたのは295軒。店のピックアップは、ミシュランガイド同様に匿名調査員が厳選した。

版形や装丁はミシュランガイドシリーズと同じ海外で発行されているボンヌ・プティット・ターブル

フレンチの敷居を下げる
 「ボンヌ・プティット・ターブル」はフランス語で「美味しい、小さなレストラン」を意味する。

 同社のベルナール・デルマス社長は「手軽な価格で気軽に楽しめる美味しいフランス料理店を紹介するガイドブック」「“フレンチは敷居が高い!”というイメージが変わるきっかけとなり、さらに多くの方にフランス料理を楽しんでいただけるようになることを願っています」と刊行の意図を説明する。

 また同社社長室長の森田哲史氏は「東京ではフランスでフランスの味を覚えてきた若いシェフが増え、気軽に楽しめる美味しいフレンチレストランが続々とオープンしている」ことを刊行の理由にあげた。

 フレンチの敷居を下げるため、ボンヌ・プティット・ターブルではまず、コストパフォーマンスの高いレストランを表す「ビブグルマン」マークを採用。日本では初登場だが、フランスのミシュランガイドでは1954年から掲載されている評価基準だ(登場当初はRマークだったが、1997年からビブグルマンマークになった)。

 このマークが付いていると「5500円以下で前菜、メイン、デザートを食べられるレストランで、おすすめできる店」ということになる。フランスでは3つ星を始めとする「星」のマークと同様、あるいはそれ以上に親しまれている評価基準だと言う。

 また、1050円以下でランチを提供しているレストランを表す「コイン」マークも設けられている。掲載された295軒のうち、ビブグルマンは103軒、コインマークは39軒に付いている。

 さらに、グラスワインが4種類以上あることを表すワイングラスマークなど、ワイン愛好家向けのマークも新設された。

 一方で、「ラトリエ ドゥ ジョエル・ロブション」や「オーグー ドゥ ジュール ヌーヴェルエール」のような2つ星、1つ星の店も掲載されており、幅広いレストランから選べるようになっている。

 各レストランの紹介は「シェフ」「料理」「ワイン」「調査員のコメント」の4項目で構成されている。「シェフ」の項は、シェフの人となりを紹介することで、より店に親しみやすい効果をもたらしていると言えるだろう。

ビブグルマンとコインマークでお手軽な店を紹介ワインにフォーカスしたマークもボンヌ・プティット・ターブルに掲載された店の軒数
4つの項目で店を紹介店の地図はオンラインで確認する

 ボンヌ・プティット・ターブルは、目的に応じたレストランを選びやすいよう、レストランのジャンルを「ビストロ」(下町の定食屋)「ブラッスリー」(ビールの醸造所を起源とするレストラン)「ブラッスリーモダン」「ワインバー」「カウンター」(1人でも入りやすいカウンターのある店)「クレープリー」(クレープ、ガレットの専門店)「レストランクラシック」「街のレストラン」「レストランモダン」の9つに分けている。

 森田氏は、使い分け方の例として「仲間と和気あいあいと楽しみたいときはビストロ、ブラッスリー、ブラッスリーモダン。ワインを楽しみたいときはワインバー、クレープリー、カウンター。記念日や特別な日、しっかりした料理を食べたいときはレストランクラシック、レストランモダン、街のレストラン」をあげた。

 掲載軒数が最も多いのは街のレストラン(130軒)、次いでビストロ(72軒)、ワインバー(22軒)となっている。

(編集部:田中真一郎)
2011年 7月 8日