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パーク24とトヨタ、東京都内でEVを活用したワンウェイ型シェアリングサービスの実証実験

10月20日~2016年3月末の期間「Times Car PLUS × Ha:mo」として実施

2015年10月20日~2016年3月末実施

i-ROAD:412円/15分

COMS:206円/15分

 パーク24とトヨタ自動車は10月20日~2016年3月末の約6カ月間、EV(電気自動車)の「i-ROAD」5台と「COMS」25台を使用して、東京都心部を中心にシェアリングサービスの実証実験「Times Car PLUS × Ha:mo」を実施する。利用料金はi-ROADが412円/15分、COMSが206円/15分。

 同実証実験は、両社が4月より運用していた「Times Car PLUS TOYOTA i-ROAD drive」の対象車両や貸出・返却ステーションの規模を拡大して、より実用的なシェアリングサービスとして展開するもの。

 貸出・返却ステーションは、パーク24が管理する時間貸駐車場「タイムズ」から、千代田区(有楽町・日比谷)、中央区(日本橋・八丁堀・銀座・築地・勝どき)、江東区(豊洲・有明・東雲・門前仲町・木場)、港区(台場)、文京区(後楽)など30カ所程度を選定する。

 いずれのステーションでも貸出返却を可能とするワンウェイ(乗り捨て)型として運用し、公共交通主要駅や目的地となることが想定される施設との連携、充電可能ステーションの適正配置などを含め検証する。

 車両台数とステーションの規模拡充に併せて「COMS」に関しては、法人・個人を問わずタイムズカープラスの会員全てを対象とするなど利用対象会員を拡大。

 また、車両管理システムが刷新され、トヨタが新しく開発した「Ha:mo」用車両管理システム「OMMS/2(One Mile Mobility Management System/2)」を初採用。BLEビーコン受信に対応するスマートフォンの利用者は、会員カードの代わりに車両に設置された車両ビーコンにスマートフォンでタッチを行い、キーロックの開錠・施錠ができるなど使いやすいサービスを提供する。

 同実証実験では、大都市におけるワンウェイ(乗り捨て)・近距離用途の需要について、商業施設等の目的地への直接移動や公共交通との連携利用、ビジネスシーンでの利用など、利用ニーズに適応可能なシェアリングサービスとして、その有用性を検証する。

(編集部:椿山和雄)