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フォルクスワーゲン・モータースポーツ、ゴルフ GTIベースのレース車両「ゴルフ GTI TCR」

ツーリングカー選手権「TCR インターナショナル シリーズ」向けに20台を設定

2016年3月8日(現地時間)発表

 独フォルクスワーゲン・モータースポーツは3月8日(現地時間)、ツーリングカー選手権「TCR インターナショナル シリーズ」向けに20台用意したレース車両「ゴルフ GTI TCR」を発表した。

 初代モデルが登場してから2016年で40周年を迎えるゴルフ GTI。その記念すべき年に発表されたモデルが、2015年にスタートした「TCR インターナショナル シリーズ」向けのゴルフ GTI TCRとなる。

 セアトのモータースポーツ部門と共同開発したというゴルフ GTI TCRは、張り出したフェンダー、大型のカーボン製リアウイングなどを備え、ボディサイズは4365×1960×1195mm(全長×全幅×全高)。ベースとなるゴルフ GTI(日本仕様)と比べると90mm長く、160mm広く、255mm低いサイズで、車両重量はベース車から110kg軽い1280kg(しかもドライバー含む)とアナウンスされている。

 パワートレーンは直列4気筒2.0リッターターボで、最高出力は243kW(330HP)/6200rpm、最大トルク410Nm/2500rpmを発生。これに6速シーケンシャルトランスミッションを組み合わせ、0-100km/h加速5.2秒を実現。最高速は230km/hとしている。

 インテリアではロールケージが張り巡らされるほか、レーシングシートなどが与えられている。

(編集部:小林 隆)