実はこのグラフはちょっと正確ではない。このグラフは売上げ金額を示しており、これはもちろん右肩上がりなのだが、実は売上げ数量はこれを上回る率で右肩上がりになっている。つまり、平均の売上げ単価はむしろ下落する方向にある。にもかかわらずブロードコムがこのマーケットに参入するのは、同社がそうした「数量は出るけど単価は下がる」というマーケットでこれまで売り上げを伸ばしてきた事実があるからだ。ネットワーク向けはまさしくそういうマーケットなので、同じ仕組みで売り上げが立つと見込んでいる節がある