渋滞の名所のひとつであった宝塚の渋滞ですが、3月18日に新名神の神戸区間が全通し、いよいよ渋滞解消の兆しが見えました。関東でも東京オリンピックに向けて新しい道路が今も作られていますが、そんな新しい道路ができた時、役に立つのはやっぱり最新の地図を収録したカーナビです。

そこで、3年間地図更新無料など、最新の地図に力を入れたパイオニア カロッツェリアのカーナビを使って、開通したての新名神を走ってみました。使ってみたのは、手頃な価格でありながら基本性能をしっかりとさせた「楽ナビ」と、ナビ性能だけでなく、それにもまして、ドライブをより快適で楽しいものにしてくれるハイエンドモデルの「サイバーナビ」の2機種。

ハンドルを握るのは、世界一周目指して世界中を旅しているタレントのいのうえのぞみさんと、モータージャーナリストの松田秀士さん。いのうえさんには「楽ナビ」を、松田さんには「サイバーナビ」を使って、新大阪駅から途中「箕面(みのお)の滝」に立ち寄り、新名神を通って名古屋を目指してもらいました。

いのうえのぞみさんはN-BOX カスタムに装着された「楽ナビ」をレビュー

松田秀士さんはランドクルーザー プラドに装着された8インチモデルの「サイバーナビ」をレビュー

まずはそれぞれ目的地の検索から。今回「箕面の滝」を目的地のひとつに選んだのは、サイバーナビのカタログに描かれた滝が印象的だったため。静寂の中、勢いよく流れ落ちる滝。その流れは滝つぼをたたき、吸い込まれ、あるいははじけて、さまざまな音を生み出します。さらにその音は、周囲の岩肌や木々にも反射して、見るものの周りを包みこみます。サイバーナビはハイレゾ音源に対応していますが、自然の中に在るさまざまな音、それらを削り落とすことなく再現することこそ、ハイレゾの魅力なのかもしれません。

サイバーナビのカタログに描かれた滝

話題のお店が見つかる!!
テレビ de み〜たがスゴい♪

最初の目的地である「箕面の滝」は、開通したての新名神 箕面とどろみインターチェンジからも程近く、自然公園の中にある滝。日本の滝百選にも選ばれ、大阪ではとても人気の景勝地です。

東京出身で関西は不慣れないのうえさんは、楽ナビのキーワードで目的地検索をスタート。「み・の・お・の」と1文字打つごとに検索候補の数が減っていって、4文字入れたところで候補は6件。候補表示を押して「箕面の滝」を選ぶまでたった6回のタッチで完了しました。タッチパネルのレスポンスも良好であっという間に目的地設定が完了。

目的地までのルートも推奨のルートから距離優先や一般道優先など6つのルート候補をピックアップしてくれます。もちろん渋滞を考慮したルート探索ですが、パイオニアの場合、スマートループというサービスによって、他のスマートループユーザーが走った情報を集めて、より詳しい渋滞情報を反映させることができます。

五十音でキーワードを入れていくと、右上の候補の数が減っていって、「みのおの」の時点で残り6件。レスポンスよくサクサク目的地検索ができます

すべての文字を入れなくても候補の表示ができる

オススメの6つのルート候補を素早く表示。距離優先や一般道優先など好みのルートを選択できる

スマートループとは、通信で渋滞の情報をダウンロードしたり、逆に自分が渋滞にはまった情報を自動でアップロードしたりできるもの。スマートループを使って、他のユーザーが走行した実際の道路情報を集めることで、VICSではカバーしていない道路の渋滞も知ることができます。

さらにスマートループで過去に集めた膨大な走行データは、時間帯や曜日、天気の情報などと照らし合わせることで、例えば雨の週末のこの時間帯にはこのエリアで渋滞が発生しやすい、といった渋滞予測データとして集積。パイオニアが10年に渡って集積したそれらのデータはカーナビに収録されていて、ルート探索をすれば、ユーザーが意識することなく、勝手に渋滞にひっかかりにくい良質なルートを探索してくれているのです。

しかし関西に不慣れないのうえさんにとっては、ルートの質というのは気がつきにくい部分。むしろ興味を持ったのは、スマートループを使ったオンラインコンテンツのほうでした。たとえば近所のガソリンスタンドのリアルタイムのガソリン価格がわかったり、駐車場の満空情報がわかったり。でももっとも興味を持ったのが「テレビ de み〜た」というテレビで紹介されたお店などを検索できるサービス。「私、国内も結構旅行するんですけど、行った先でせっかくなら地元の有名なところで食べたいじゃないですか。これなら話題のお店が見つけられてスゴいいいですね!」とかなり食いついていました。

スマートループの通信機能を使って、ガソリンスタンドの価格や駐車場の満空情報がわかるオンラインコンテンツ

いのうえさんのお気に入りは「テレビ de み〜た」。テレビで紹介されたスポットを周辺などから検索できます

タイムズ駐車場の満空情報もリアルタイムでチェックできる

音声認識がスゴいね!
まるでスマホみたい

一方、大阪育ちの松田さんも一応目的地を設定。サイバーナビの場合、クラウドを使った音声フリーワード検索ができるので試してみることに。手元のスマートコマンダーを押してマイクに向かって「みのおのたき」と話しかければ、一発で「箕面の滝」を認識してあっという間に目的地設定が完了。撮影用に何度か試してみても、毎回ちゃんと認識する様子に「スマホみたいだね」と松田さんも驚きの様子。

スマートコマンダーのボタンを押せばフリーワード音声検索に

マイクに向かって話しかければOK

見事に一発で「箕面の滝」を認識。そのまま目的地に設定できる

さらに手打ちで入力するときでもフリック入力ができるので、スマホ感覚で文字入力ができます。

フリック入力できるのもサイバーナビの特徴。サクサク入力できます

もうひとつ、サイバーナビならではの特徴が、クラウドを使ったまったく新しいルート探索サービス「スーパールート探索」です。サイバーナビも楽ナビと同様にスマートループに対応していますし、カーナビ単体でも過去の膨大な渋滞予測データを元にしたルート探索をすることもできますが、通信がつながる環境であれば、自動でクラウドに接続してスーパールート探索をしてくれるのです。

スーパールート探索とは、クラウド上にあるスマートループサーバでルート検索をするというこれまでにないシステム。サーバ上にある、より最新でより膨大なデータを元に、高度なアルゴリズムで検索することで、これまでローカルなカーナビ探索ではできなかった「効率」を考慮したルート探索が可能になります。たとえば時間帯や曜日によるETC割引料金も踏まえたルート探索や、目的地手前の一般道が渋滞している場合に、高速道路でひとつ先のインターチェンジまで行って戻るようなルート探索をすることも可能に。これまでにない、よりスマートなルート探索を実現します。

サイバーナビで検索したルート候補。画面左上に「SUPER」の文字が出ているのが、クラウドで検索したスーパールート探索の証

従来のルート探索だと目的地手前のインターチェンジを降りるルートしか探せなかったが、スーパールート探索だと、効率を考慮して、一度通り過ぎるようなルートも探索ができる

方向音痴のいのうえさん、
ナビがあっても間違える!?

目的地が設定できたら、あえて道を知らないいのうえさんを先頭にスタート。極度の方向音痴で、ナビがあっても道を間違えることがあると言ういのうえさんですが、最初の交差点で「これスゴイですね。交差点に近づくとだんだん上から(俯瞰)の視点になっていって、曲がるタイミングと曲がるべき道が分かりやすい!」と驚きのリアクション。これは、交差点案内の「オートアングルチェンジ」のことで、パイオニアのカーナビの場合、運転席から見るような視点から、徐々に視点が上がっていって、交差点に進入するときには真上からの絵が表示されるというもの。実はこれ、自車位置精度が高くないとできないもので、さりげなくパイオニアのナビのすごさが現れています。

交差点での拡大表示が、斜め上からの視点から徐々に俯瞰の視点になっていく「オートアングルチェンジ」。初めて見ても分かりやすいと太鼓判

知らない地名が並んで不安いっぱいの大阪の道も、楽ナビの案内で間違うことなく走れました

また、交差点以外の地図表示でも「運転中のチラッと見た瞬間で、ルートが分かりやすく感じる」といのうえさん。信号停車中にまじまじと地図を見つめ「これって、ルートを示す線だけ浮き上がって見えるんですね」と。実はこれもパイオニアの狙いどおりで、ルートの線に陰影を付けることで、地図上に描かれた地図よりも浮かび上がって見える様にしているんだとか。さまざまな道路が入り組み、情報量が多い都市部の地図表示でも、一瞬でルートが見分けられるように工夫されているのです。

様々な情報が表示されるカーナビ画面でも、こだわりの色使いと立体的な表現でルート情報の視認性をアップ

道案内だけじゃない、
安全運転も支援します

一方、道案内はさほど不安のない松田さんを驚かせたのが「マルチドライブアシストユニット」による安全運転支援。これは、ドライブレコーダーにもなる高精細なカメラと、高い画像認識技術を組み合わせることで実現したもの。単眼カメラでありながら、高度な画像解析によって前方車両との距離を認識することが可能。たとえば前方車両との距離が近づいた場合に警告したり、信号待ちで前のクルマが発進したときにも案内してくれたりします。

前方走行車両に一定の速度以上で近づくと注意喚起

さらに、いちばん先頭での信号待ちでは、信号機の色を認識して発進を促したり、路面に書かれた菱形の表示を読みとることで、信号のない横断歩道を知らせたりもします。最近のクルマに採用される運転支援技術ですが、後付けで実現しているのがポイント。もはやカーナビの域を超えた運転支援機能に、松田さんも感心のご様子です。

カメラで路面に書かれた菱形の標識を認識。前方にある信号のない横断歩道を警告する

そんなこんなで、一般道を走って2人とも最初の目的地に無事到着。特に紅葉シーズンには多くの人が集まるという箕面の滝。訪れたのは2月の終わりでしたが、それでも多くの人が迫力の滝を楽しんでいました。

ちょうど陽が差し込んできて、滝つぼの付近には虹が。都会の騒がしさとは違った自然の音に包まれ、2人も安らぎのひとときに包まれたご様子。夏になればもっと水量が増えて、さらに迫力のある瀑布が楽しめるのだそうです。

 

滝つぼの水しぶきに虹が見えた

野生の猿の姿も。ただし餌をあげたりするのは危険

※阪急箕面線 箕面駅前から滝への遊歩道(滝道)は現在一部区間(修業古場-戻岩橋)完全通行止めです。車の場合は、車でドライブウェイ(府道43号)をあがり大日駐車場より徒歩で向かう事ができます。詳しくはコチラ

分岐だらけの高速道路、
迷わずたどり着けるか?

箕面公園で滝を満喫したところで、箕面有料道路から開通したばかりの新名神を通って名古屋を目指します。新名神から一度名神に入り、さらに新名神に分岐して東名阪を使って名古屋に向かうルート。名神のままでも名古屋には着けてしまいますし、途中には名神と平行して京滋バイパスがあって、どの道を使っても名古屋には着けますが、それだけに初めて走る人にとっては不安になるルートだったりもします。

ここでも道に不慣れないのうえさんが先行。高速道路に乗って突然変わったハイウェイモードのナビ画面に、最初は一瞬戸惑った様子でしたが、すぐに見かたがわかったようで安心のドライブ模様。京滋バイパスとの分岐や新名神、名神の分岐と次々に現れる道路標識にもぜんぜん戸惑うこともなく、まっすぐに目的地を目指していました。

開通したての新名神を走って名古屋を目指す

途中、京滋バイパスの分岐や名神との分岐などがあるが、楽ナビの的確な案内で迷うことはなかった

ハイウェイモード画面。次のインターチェンジやサービスエリアが分かりやすく表示される

高速での分岐表示。自車位置の精度が高くて案内のタイミングもバッチリ

「スマホをナビ代わりに使ったりしますけど、スマホだとトンネルの中で止まっちゃったり、ビル街だと突然地図が飛んだりして不安なんですよね。楽ナビはトンネルの中でも安定しているし、すごくいいタイミングで案内してくれるから安心ですね。それとスマホと違ってバッテリーの残りを気にしなくていいのもいいです」といのうえさん。

また、楽ナビは1カ月ごとに地図が更新されるから、常に新しい地図というのも迷わずルート案内をできる重要なポイント。3月18日に神戸区間が全通する新名神の地図についても、4月の地図更新で反映される予定なんだとか。(現行モデルサイバーナビは5月更新予定)

サイバーナビの
オーディオに感激!!

一方、ナビがなくても走れるぐらい余裕の松田さんは、運転しながらサイバーナビのオーディオを満喫。今回試乗しているプラドはオーディオにこだわって特別に作られたもので、ハイレゾ音源対応のカスタムフィットスピーカーの中でもフラッグシップモデルとなる「Vシリーズ」をフロントに装着。ツイーターとミッドウーファーをサイバーナビの内蔵4chアンプでマルチ駆動。さらに荷室には、平形でスペース効率のよいパワードサブウーファー「TS-WX70DA」を搭載している。

アンプはサイバーナビの内蔵4chアンプを使用。通常はこのアンプでフロント2ch、リア2chといった使い方をするのが一般的ですが、サイバーナビはオーディオにこだわる人向けに「ネットワークモード」という機能を搭載していて、フロントのツイーターとミッドウーファーをそれぞれ別のアンプで鳴らすことができます。こうすることによって、左右のスピーカーのしかもツイーターとミッドウーファーでそれぞれ独立した音作りやタイムアライメント調整ができるようになり、よりこだわったセッティングが可能になるのです。

外部アンプを使わず、スピーカーもトレードインタイプと、ハイエンドオーディオとしては手頃なシステムでありつつも、サイバーナビの持つタイムアライメントや左右独立のイコライザーを細かく調整することで、高音質なリスニングルームを実現している。これには趣味でギターも弾くというほど音楽にこだわりのある松田さんも大絶賛。

「僕は昔よくあったサラウンド効果みたいな音作りはあまり好きじゃないんだけど、これは全然違うね。ボリュームが大きいとか音がうるさいということではなくて、ボーカルやベースなど楽器ごとの音が、一粒一粒ちゃんと耳まで届いてくる。それに音の位置がはっきりとしている。ボーカルが本当に目の前で歌っているみたいだね」とご満悦の様子。

関西の道はお得意の松田さんはオーディオを楽しみながら余裕のドライブ

プラドにきれいにインストールされるのは、ハイレゾ音源対応のカスタムフィットスピーカー「TS-V173S」(6万円)。ピラーに埋め込まれたツイーターとフロントドア内のミッドウーファーの4chをサイバーナビの内蔵アンプでマルチ駆動

リアの荷室にはアンプ内蔵型のパワードサブウーファー「TS-WX70DA」(3万9000円)を搭載。サウンドに深みを持たせている

松田さんがオーディオ話に興味をしめしたので、スタッフが持ってきたハイレゾ音源を試してみると、さらにテンションがアップ。「これはスゴイね! 今までこんなにいい音では聴いたことがないぐらい。はじめてハイレゾのすごさがわかったよ。まるでその場にいるような空気感だね。こう聴いてみると車内って音楽を楽しむのにいい空間だね。(楽ナビと比べて)たった数万円の差でこんなにいい音が楽しめるならぜったいこっちだよ」とかなり興奮気味に話してくれました。

サイバーナビの音のよさに大満足の松田さん。撮影の合間もずっと音楽を楽しんでいた

音楽CDや、MP3などの圧縮音源もハイレゾ化する「マスターサウンドリバイブ」も、その効果に驚いていた

また、サイバーナビならではのミュージッククルーズチャンネルも試してみることに。これは音楽ストリーミングサービスと、サイバーナビが持つ位置情報を組み合わせることで、場所やシーンに合わせたチャンネルを推薦してくれるというもの。

「僕は自分でも音楽ストリーミングサービスを契約していて、本当にいろんな音楽を聴くんだけど、たとえば夜の高速で運転しているときならジャズのバイオリンとかが聴きたいし、雪山ならそれこそヨーデルとか(笑)。大事なのってライブ感で、高速を走っている今、海沿いを走っている今聴きたいと思う。その点このサービスはおもしろいよね」と松田さん。

高速に乗れば高速で聴きたい曲を集めたチャンネル、京都に入れば京都に関連した曲を集めたチャンネルを推薦してくれる「ミュージッククルーズチャンネル」

こうして道に迷うこともなく、2人とも無事名古屋駅に到着。最後の最後まで驚きにあふれたカーナビレビューとなりました。二者二様に気になるポイントは違ったようですが、共通していたのは2人ともそろって大満足の表情だったこと。最後に2人にそれぞれのコメントを聞いてみました。

楽ナビを使ってみた
いのうえのぞみさんの場合

最初にさわって、タッチパネルの反応のよさに驚きました。スマホでも速く操作すると、反応しなくて待たされることがあるんですけど、サクサク動くのに感激でした。

それと方向音痴なので、ナビは必須なんですが、それでも分かりにくい道とか、曲がるタイミングを間違えて遠回りすることがよくあるんです。それが、今回は全然間違えなくてビックリです。特にクルマに慣れるまではすごくゆっくり走ったんですけど、ゆっくり走っている時はゆっくりなりのタイミングで案内してくれるっていうのがスゴイですね。そこまでやってくれるんだって驚きです。

地図の表示も見やすかったです。だんだん俯瞰になる拡大表示も、あとルートの緑の線もパッと見ただけで分かりやすくて、地図の表示の仕方でも違うんですね。

でも一番はスマートループですね。「テレビ de み〜た」! 国内旅行もよく行って、いつもはスマホとかで探すんですけど、あんな風にその場でみつけられるのはスゴい。

スマホのナビだと突然GPSが飛んじゃったり、バッテリーも減っちゃうし、やっぱり精度とかもちゃんとしていて、案内も分かりやすいカーナビがあるのが一番だなって思いました。

地図のスクロールもスマホみたいにサクサク動く

意外と便利なのがハードキー。手探りで操作できるのって大事ですね

サイバーナビを使ってみた
松田秀士さんの場合

とにかく音だよね、音。こんなにいいんだってビックリした。たぶんコレ使ったらずっと音楽を聴きながら走るんだろうな。ハイレゾ音源も聴かせてもらったけど本当にビックリしたよ。

それにCDや圧縮音源をハイレゾレベルにしてくれるっていうマスターサウンドリバイブもいいね。これで自分の持っているいろんな音楽を聴いてみたい。特にバイオリン、寺井尚子っていう人の圧縮音源しかないのがあるんだけど、それをこれで聴いたらいい音がするんだろうな。

クルマの中って、どうしてもBGMっぽくなっちゃうんだけど、これは楽器ごとの音がちゃんとばらけないで耳に届く。クルマの音でもロードノイズとか、耳障りかそうじゃないかは大事なんだけど、これはストレートに耳に入ってきてノイズっぽくないのがイイ。ただボリュームを上げただけだと長距離のドライブでは聴き疲れしそうだけど、うるさいのではなくて耳に届く感じは、長距離ドライブで聴いていても疲れないと思う。

僕は年齢を重ねてもいつまでもクルマを運転できることが大事だとよく話すんだけど、というのは「転地効果」と言って、遠い場所や今まで行ったことがない場所に行くと、脳内ホルモンが出て健康にもつながるんですよ。実は好きな場所で好きな音楽を聴くことにも転地効果はあって、だからドライブ中に好きな音楽を聴けるというのはとても効果的。家で音楽を楽しむのもいいけど、例えば長野のロマンチック街道とか、ぜひあそこまで行って音楽を楽しみたいと思うし、そのためにはクルマと音楽の組み合わせは素晴らしいなと改めて実感した。

ナビとしてももちろんスゴいよね、案内も分かりやすいし、ピンチイン・ピンチアウトで地図の拡大縮小ができてレスポンスも速い。それに安全運転支援もいいよね。オプションとしていろいろな安全機能を追加することができるっていうのがいい。あと音声認識、ホント、スマホみたいだよね。

8型の大きな画面とピンチ操作もできて、レスポンスも良好

手元で操作できるスマートコマンダーも便利、スマートコマンダーからの音声検索でストレスなく目的地検索ができる