編集後記

2016年6月4日

椿山和雄

(編集中)

小林 隆

(編集中)

佐久間 秀

 1週間ほど乗り遅れましたが、僚誌ケータイ Watchでも記事として取り上げられていた「auケータイ図鑑」。生涯初の携帯電話をau(当時はIDOこと日本移動通信)で手にして以来、19年に渡って使い続けてきたワタクシにまさにとってクリティカルな(誤用)コンテンツです。

 記念すべき最初の携帯電話は、デンソーの「D319」。今にして思えば「デンソーが携帯電話事業も手がけていたとは」という感じですが、なにより「専用充電池だけじゃなく、単三電池×3でも動く」というのはほかにない大きな個性でした。小さな液晶が2行表示で、英数しか表示できないといったあたりは、さすがに時代を感じます。次がフリッパータイプで薄いブルーのボディがおしゃれ感を演出していた京セラの「529G」で、えぇと次は~、と、見始めると際限なく時間が吸い込まれていきます。まさに致命的(笑)。

 当時は新製品が出るたびに「文字(メール)が送れる!」「写真が撮れる!」「着信音が32和音!」と、次々に新しい話題の機能が登場したりしてワクワクでした。逆に、現代の感覚ではあのショッボイ(失礼)機械が、どんな進化の道をたどるとスマホにまで行き着くのか、使い続けているはずなのに、もうすっかりシロウトの想像の域を超えていますね。まぁ、よく分からなくても、なんとなく気がつかないふりをして日常的に使えてしまうイイカゲンさが人間のいいところ、なのでしょうか。

 イイカゲンといえば、歴代携帯電話の行き着いた先であるソニーモバイルコミュニケーションズの「SOL22」は、「電源ボタンのトラブルでついに機種変か!?」と内心大騒ぎしておきながら、その後はすっかり元どおりに平穏に使えてしまっています。なので、「早く出てくれ!」と願ったXperia Xが夏モデルとして出ると聞いても、「ストラップホールがない機種はちょっと……」と、熱い手のひら返し状態となっております。

谷川 潔

(編集中)